エニーカラーの収益構造と高収益の秘密|なぜあんなに儲かってるのか?

TJ
α事務局

エニーカラーの収益構造と高収益の秘密|なぜあんなに儲かってるのか?

エニーカラー(ANYCOLOR)はVTuberグループ「にじさんじ」を運営する日本のエンターテイメント企業で、圧倒的な収益力を誇っています。その収益構造は一般的なVTuber事務所と異なり、単なる投げ銭や広告収入ではなく、グッズ販売やライセンスビジネスを中心に高利益体質を確立しています。

この記事では、エニーカラーの収益モデル、他社との違い、利益率の高さの理由、そして今後の成長戦略について詳しく解説します。

1. エニーカラーの主要な収益源

① ライブストリーミング収益(YouTubeスーパーチャット・メンバーシップ)
YouTube上での配信活動による収益で、スーパーチャット(投げ銭)、メンバーシップ(月額課金)、広告収入などが含まれます。直近の決算では約50億円の売上があり、全体の15~16%を占めています。しかし、近年は市場の競争激化により成長が鈍化しつつあります。

② コマース(物販)収益(グッズ販売・ボイス・デジタルコンテンツ)
エニーカラーの最大の収益源で、公式グッズ(アクリルスタンド、衣装、アパレル等)やボイス(録り下ろし音声)などのデジタル商品販売が含まれます。この分野は売上の約60%(189億円)を占め、高い利益率を誇ります。特にボイス販売は製造コストがほぼゼロで、利益率が非常に高いのが特徴です。

③ イベント収益(ライブ・フェス・コラボカフェなど)
VTuberが出演する音楽ライブや周年記念イベント、コラボカフェなどのリアルイベントの収益。売上は約19億円で全体の6%ですが、前年比19%増と伸びています。イベントは収益よりもファンコミュニティ強化の意味合いが強く、企業のブランド戦略に重要な役割を果たします。

④ プロモーション収益(企業案件・タイアップ広告・ライセンス)
企業とのタイアップ企画、スポンサー提供配信、キャラクターIPライセンス料、メディア出演料などの収益。2024年4月期は約59億円で売上全体の18%を占め、前年比45%増と急成長。VTuberがゲームや商品の公式アンバサダーを務めたり、ゲーム・アニメとのコラボによるライセンス収益が伸びています。

⑤ 海外展開による収益(英語圏・中国市場など)
英語圏向けの「NIJISANJI EN」や中国市場向けの「VirtuaReal」など海外展開も行っています。特に中国ではBilibiliと提携し一定のライセンス収入があります。しかし、英語圏では成長が鈍化しており、今後は国内市場に重点を置く方針が示されています。

2. 収益の内訳と売上比率

エニーカラーの売上構成は以下の通りです。
コマース(物販): 189億円(前年比+32.9%) – 売上全体の59%
プロモーション(企業タイアップ等): 59億円(前年比+45.3%) – 売上全体の18%
ライブストリーミング(配信): 50億円(前年比▲1.6%) – 売上全体の16%
イベント: 19億円(前年比+19.2%) – 売上全体の6%
これにより、エニーカラーは 「YouTubeのスパチャ頼りではなく、グッズ・IPビジネスで稼ぐ」 収益構造を確立しています。物販やデジタルグッズの販売が好調なため、利益率の高い領域へ経営リソースを集中させているのが特徴です。

3. 他のVTuber事務所との比較

ホロライブ(カバー)との違い
ホロライブを運営するカバー社は、YouTubeスパチャやイベント収益の比率が高く、少数精鋭のアイドル路線を採用。一方でエニーカラーは、VTuberの大量採用+物販・IPビジネスに特化しており、全体の収益構造が大きく異なります。
エニーカラー: 物販・デジタルグッズ中心(売上の約60%)

ホロライブ: 配信・イベント収益の比率が高め(海外比率も高い)

774inc.(ななしいんく)など中小事務所との違い
中小VTuber事務所はYouTube収益への依存度が高く、エニーカラーのように大規模な物販やライセンス展開が難しい。結果として、収益性・安定性の面でエニーカラーやホロライブとは大きな差が生まれています。

2025/03/13 14:23:17
TJ
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4. なぜエニーカラーはこんなに儲かるのか?高利益率の秘密

エニーカラーの 営業利益率は38% という驚異的な数値を誇ります。その理由は以下の3つに集約されます。
① 高利益率のビジネスモデル
エニーカラーは利益率の高い「物販・ボイス・IPライセンス」に集中。特にボイス販売は制作コストが低く、極めて高い利益率を実現しています。単なるYouTube広告収入やスパチャではなく、「無限に売れるデジタルコンテンツ」で収益を最大化している点が強みです。

② コスト最適化とスケールメリット
VTuber自身が広告塔となるため 広告宣伝費が低い(売上比1%程度)
グッズの受注生産による 在庫リスク最小化
VTuberを 大量採用+中堅ライバーの活用 で収益の安定化
直販ECプラットフォーム(にじさんじ公式ストア) で手数料コストを削減
これらにより、コストを抑えつつ利益を最大化する体制を構築しています。

③ IPビジネスとライセンス収入
ホロライブと違い、エニーカラーは 「VTuber単体」ではなく「VTuberブランド全体」 を売るビジネスを展開。キャラクターのライセンス展開や他社コラボが急成長しており、新たな収益源となっています。

5. 今後の成長戦略

① 国内市場の深耕
日本のファン層をさらに拡大し、新たなグッズ展開やコラボ企画を強化。特に女性ファン比率が高い点を活かし、女性向けコンテンツやアパレル・コスメコラボなども狙える。
② 海外市場の巻き返し
英語圏での成長鈍化を受け、海外事業の再強化が求められる。中国市場では引き続きBilibiliとの提携を維持しつつ、北米・欧州展開の可能性も検討される。
③ 新規事業(アプリ・NFT・メタバース)
公式アプリ開発でファンクラブやEC販売の強化
NFT・メタバース領域への進出によるデジタル収益の拡大
他業界とのクロスオーバー(ゲーム・アニメ・リアルイベント)

結論:エニーカラーの成功は「収益性の高い領域に集中した戦略」

エニーカラーは 「配信収益頼り」から「グッズ・IPビジネス中心」 にシフトし、驚異的な利益率を達成しました。今後も国内外での市場開拓、新事業展開、ファン層の拡大を続け、VTuber業界のトップ企業として成長を続けるでしょう。このビジネスモデルは 「最も儲かるVTuber企業」 の成功例として、今後のエンタメ業界の指標となるはずです。

みなさまもぜひエニーカラーのようなユニークで、儲かるビジネスを創って行きましょう!

2025/03/13 14:24:20
TJ
α事務局

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2025/03/13 14:27:04

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