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こんにちは、アルファアドバイザーズで就活アドバイザーを担当している黒岩です！

今年もついに、住友商事の6月選考がスタートしました。締切は5月7日（水）23:59までとなっており、26卒大学生にとってこれが住友商事に入れるラストチャンスです。

住友商事は言わずと知れた日本を代表する総合商社であり、毎年多くの就活生が目指すトップ企業のひとつです。締切まであと1ヶ月弱と迫る中、短期間でエントリーシート提出、筆記試験受験、そして面接と自己PR動画提出までを一気に仕上げなければなりません。

商社内定を狙う皆さんにはお伝えしたいのですが、総合商社はグローバル経験があることが前提であり、それに加えて高いビジネスマインド、論理的思考能力、コミュニケーション能力、長期的なキャリアビジョン、などを高い水準で求められます。

日系企業では最高難易度の総合商社に内定するためにも、妥協のない徹底的な対策が必要。だからこそ、ぜひエントリー前にアルファに相談してください！

アルファアドバイザーズでは、これまでに三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅などへの内定者を数多く輩出してきました。ESの添削から業界別・企業別の想定問答、面接対策、志望動機の作り込みまで、すべてマンツーマンでサポートしています。

この記事では、住友商事の企業概要と強み、代表的なプロジェクト、新卒選考の流れと対策方法、内定を勝ち取るためのポイントなどを徹底解説しています。

「住友商事に本気で内定したい！」という方は、ぜひアルファアドバイザーズにご相談ください！

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住友商事

企業概要

住友商事株式会社（Sumitomo Corporation）は、住友グループに属する大手総合商社であり、日経平均株価やTOPIX Large70など主要株価指数の構成銘柄の一つです。1919年に大阪で創業され、戦後に総合商社として発展しました。現在は東京（千代田区大手町）に本社を置き、世界64カ国・地域に125拠点のネットワークを有します。

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事業の強み・収益の柱

多角的な事業分野： 住友商事は以下の主要な事業グループを持ち、それぞれで収益源（柱）を確立しています。

・金属事業（鉄鋼製品・非鉄金属資源など）
・輸送機・建機事業（自動車、トラック・建設機械、船舶・航空機リースなど）
・インフラ事業（電力・プラントEPC、交通インフラ、通信など）
・メディア・デジタル事業（ケーブルテレビ・通信、ITソリューション等）
・生活・不動産事業（食品流通、商業・住宅不動産開発、物流等）
・資源・化学品事業（石油・天然ガス、鉱山・鉱物資源、化学品・農業資材等）

各分野において複数の収益の柱（主要収益源）を持つことで、特定分野への偏りなく安定した収益基盤を構築している点が強みです。

例えば、住友商事は古くから金属分野に強みがあり、銅山経営・製錬に端を発する数百年の歴史を通じて培ったノウハウを有しています。この蓄積された知見により、世界各地の鉱山開発や鉄鋼製品サプライチェーンの最適化で他社にない競争力を発揮しています。

また、住友商事の事業ポートフォリオの中で近年収益の柱となっているのは「金属」と「メディア」分野です。住友商事は情報通信・メディア分野に早くから注力し、日本最大のケーブルテレビ会社「J:COM（ジュピターテレコム）」を運営。
J:COMは国内CATV市場で50%以上のシェアを持ち、テレビ・ネット通信・映像配信・通販など複数の収益源を有しています。グループ全体の当期利益の1割超を稼ぎ出すなど、重要な利益貢献事業となっています。

加えて、ITソリューション企業のSCSKを傘下に持ち、デジタルトランスフォーメーション需要の高まりをビジネス機会として取り込んでいます。

一方で、生活関連分野（食品・ヘルスケア等）の収益源は相対的に小さく、今後の強化が課題とされています。住友商事は中期経営計画において「生活・ヘルスケア分野」や海外リース事業など非資源分野の強化を打ち出しており、新たな収益の柱の育成に注力中です。

・食品スーパー「サミット」や食品商社（住商フーズ）による食料ビジネスの拡大
・ドラッグストア事業を軸としたヘルスケア分野の取り組み

といった動きが進められています。

総合商社としての総合力も住友商事の特徴です。不動産事業では、前身企業（大阪北港）が住友の不動産部門であった経緯から、土地開発や大型再開発における豊富な経験とネットワークを有しています。住友グループ全体の不動産開発力（例：住友不動産）と連携し、用地取得から開発・運営まで一貫対応できる体制により、安定した高収益を実現しています。

さらに、現在約66の国・地域で900社以上の連結子会社を擁し、各地のパートナー企業や政府との強固な関係構築によって、継続的に事業機会を創出している点も競争優位性です。各分野で収益の柱を持ち、事業環境の変化にも強い「バランスの取れた収益基盤」を築いていることが、住友商事の強さと評価されています。

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代表的なプロジェクト・案件

（１）アンバトビー・ニッケルプロジェクト（マダガスカル）

世界有数のニッケル鉱山開発プロジェクト。住友商事は2005年に参画し、鉱山の開発から製錬・精製までを現地で一貫遂行する大規模プロジェクトを推進しました。
・総事業費：約55億ドル
・2012年に生産開始
・年3万6千トン規模のニッケルを産出し、コバルトも副産
・日本と韓国（KOMIR）による共同出資プロジェクト
・社会インフラ整備や人材育成などCSR活動にも注力
・2022年には世界シェア1～2%に相当する生産実績を記録

（２）欧州における洋上風力発電事業

再生可能エネルギー分野の注目プロジェクト。住友商事は欧州で多数の洋上風力発電事業に参画しています。
・2014年：ベルギーで「ベルウインド」「ノースウインド」「ノーベルウインド」などに連続参画
・2018年までに全て稼働
・2016～17年：イギリスで「レースバンク」「ギャロパー」に出資し、2018年に完工
・現在は「ギャロパー」拡張プロジェクト「Five Estuaries」の開発に取り組む
・英国を戦略拠点とし、デュッセルドルフ・ロンドン・パリなど欧州主要都市に拠点を設置

（３）ベトナム・タンロン工業団地プロジェクト

アジア新興国の産業インフラ整備事例。住友商事はベトナムで工業団地の開発・運営を行っています。
・1997年：第1タンロン工業団地（ハノイ近郊）を開設
・2006年：第2団地、2015年：第3団地を順次開発
・2021年末時点で入居企業：209社、雇用：約9万人
・日本の自治体・政府機関と連携した投資誘致
・大阪府・神奈川県と協定を締結し、日系企業の海外展開を支援

（４）ミャンマー通信インフラ（MPT近代化）

住友商事はKDDIと共同で、ミャンマーの国営通信MPTの近代化事業に参画。
・2014年から約5年間、通信インフラ整備と基地局の拡充を支援
・スマートフォンの急速な普及を後押し
・新興国の社会課題解決とビジネスを両立させたモデルケース

（５）北米タイヤ流通事業（TBC Corporation）

自動車関連事業の代表例。住友商事は北米最大級のタイヤ卸売・小売会社TBC社に出資。
・2005年：米国のタイヤ流通網を買収し、事業に本格参入
・グッドイヤーとの合弁を経て、現在は完全子会社化
・全米各地に小売チェーンやディーラー網を保有
・北米市場における自動車関連ビジネスの柱
・2025年には事業再編により収益力強化を予定

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以上のように、住友商事は資源開発からインフラ整備、産業基盤構築、金融・サービス事業まで幅広い領域で大型プロジェクトを展開しています。海外政府や企業との協働実績も豊富で、それが新たなビジネス機会の創出につながる好循環を生んでいます。

近年は特に再生可能エネルギー（洋上風力など）や次世代モビリティ、デジタル技術を活用した新事業創出にも注力しており、伝統的な商社ビジネスにとどまらない総合力と革新性を発揮しています。

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新卒就職活動情報

求める人物像

住友商事が掲げる人材理念として、「自利利他公私一如」（自分の利益と他者・社会の利益を一致させる）や「事業は人なり」という住友の事業精神があります。これを踏まえ、同社が求める人物像は次の3点に要約されます。

(1) 高い志と高潔な倫理観を持ち、長期的視野で社会に貢献できる人
(2) 多様な価値観を尊重しつつ自分の考えを持ち、主体的に行動できる人
(3) 既存の枠組みにとらわれず、新たなビジネスを創造できるチャレンジ精神旺盛な人

これらは住友商事の経営理念・行動指針に基づいており、全社員に共有されるSC VALUES（信用・確実、総合力、ビジョン、変革マインド、コミットメント・自責、情熱、スピード、人材開発、プロフェッショナル）にも反映されています。

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選考プロセス

新卒採用の基本的な選考フローは、例年おおむね以下のとおりです。

Webテスト（適性検査） → エントリーシート（ES）提出 → 一次面接 → 二次面接 → 三次面接 → 最終面接 → 内々定

・近年はWebテスト合格者に追加の動画提出を求めるケースもあり
・面接は通常3～4回程度実施される傾向
・採用人数は総合職で約140名／年。応募者数は数千～1万人にのぼり、競争率は非常に高い
・書類選考・面接を通じて「住友商事にふさわしい人材」が厳選される

面接では、志望動機や商社業界への理解、人柄や価値観、学生時代の挑戦経験、将来やりたい事業などが深掘りされる傾向があります。特に、「なぜ総合商社か」「数ある商社の中で、なぜ住友商事か」「なぜ業界トップの三菱商事ではダメなのか？」といった質問は頻出のため、明確な回答準備が必要です。

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就活生へのアドバイス・対策ポイント

（１）会社理解と差別化ポイントの整理
・住友商事の強み（例：メディア事業、J:COM、デジタル戦略）や理念（自利利他、公私一如）を理解する
・競合商社との差別化ポイントを押さえる
・志望動機と結び付けることで「なぜ住友商事か」に説得力を持たせる

（２）人物面のアピール
・住友商事は「事業は人なり」の考えを体現する企業であり、人間的魅力を重視
・能力やスキルだけでなく、人柄・誠実さ・熱意を評価される
・学生時代の挑戦エピソードや価値観を通じて、自分の「ヒトとしての魅力」を伝える

（３）住友商事の事業への共感とビジョン
・面接で「将来やりたい事業」「成し遂げたいこと」を問われる場面あり
・具体的なビジネスイメージや、実現したい社会的価値を語れると効果的
・住友商事が掲げる「高い志を持ち、新たな価値創造に挑戦する人材」という方向性とリンクさせる

（４）OB・OG訪問や企業イベントの活用
・住友商事では社員訪問制度を通じて、在籍社員と直接話す機会がある
・社風・事業・働き方への理解が深まり、志望動機にも厚みが出る
・選考前に積極的に情報収集することが、受け答えの説得力につながる

（５）英語・海外経験のアピール
・グローバル展開が前提のため、留学経験は必須
・特に評価されるのは「異文化への対応力」や「海外での主体的な行動」
・海外留学・交換留学・インターンなどの経験は、自分らしく語れるよう準備しておく

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