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MBA・海外大学院に留学する人向けのおすすめ奨学金一覧

こんにちは！アルファアドバイザーズ代表のTJです。

海外でMBAや大学院修士課程を目指すうえで、最大のハードルのひとつが「資金」です。学費・生活費・渡航費などを含めると、総額は数百万円から1,000万円超に達することも珍しくありません。

とはいえ、日本国内外には多種多様な奨学金制度や教育ローン、そして大学自体が提供するスカラシップ（Fellowship）があります。これらを上手に活用すれば、資金面の不安を大きく軽減することができます。

さらに、奨学金を獲得すること自体が「実績」としてレジュメに記載でき、出願やMBA就活でも大きなアピールポイントになります。実際にアルファでも、奨学生に選ばれたことで出願が有利になったり、就活で高く評価されてトップ企業に内定したケースが多数あります。

本記事では、日本から海外MBA・大学院に進学する方に向けて、人気の高い奨学金や政府系・民間財団の給付制度、グローバルで利用できる教育ローンなどを厳選してご紹介します。ご自身のバックグラウンドや留学プランに合った制度を見つけ、資金面の不安を少しでも取り除く事ができれば幸いです！

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1. 日本政府系の奨学金

(1) 海外留学支援制度（日本学生支援機構(JASSO)）

・文部科学省管轄の代表的な給付型奨学金
・海外の大学院（修士・博士）に進学する日本人が対象。MBAも応募可能
支給内容
・月額89,000～148,000円（留学地域により異なる）
・年間最大250万円の授業料支援
募集時期
・毎年9月頃に要項公開、10月中旬締切（留学開始前年）
特徴
・採用数が比較的多く、応募者の約3割が合格する年もあり
・大学院入学前に学士を取得していることが必須条件

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(2) 官民協働海外留学支援制度（トビタテ！留学JAPAN）

・文部科学省と民間企業による官民共同プロジェクト奨学金
・ただし主に高校生・大学生向け。MBAやビジネス専攻の大学院は対象外

注意点
・MBA目的の人は対象外のため、他の制度の検討が必要

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2. 日本の民間財団・企業による奨学金

(1) 伊藤国際教育交流財団 日本人奨学金

・海外大学院（修士課程）へ進学する日本人なら分野問わず応募可能（MBAも対象）
支給内容
・生活費・授業料の一部を数百万円規模で支援（年度により変動）
応募時期
・例年6月下旬～8月下旬（留学開始前年の夏）
特徴
・英語力（TOEFL/IELTS）や学業成績に関する要件あり
・大学の合格通知なども提出書類に含まれる

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(2) 平和中島財団 日本人留学生奨学金

・海外の大学院（MBA含む）に進学する日本人を対象

支給内容
・月額20万円×最長2年
・往復渡航費支給
応募時期
・毎年9～10月頃（留学前年の秋が締切）
特徴
・英語力要件（TOEFL iBT90点、IELTS7.0など）あり
・年齢制限はないが、大学院正規課程での学位取得が必須
・国内在住の日本国籍または永住権保持者に限る

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(3) 中島記念国際交流財団 日本人海外留学奨学生

・情報科学・生命科学・経営科学などを対象とした大学院留学奨学金
・MBAも「経営科学」として対象に含まれる
支給内容
・月額30万円
・支度金50万円
・帰国時航空券支給
・年間最大300万円の授業料補助（最初の2年間）
応募時期
・例年8月中旬締切（留学前年）
特徴
・留学開始時に30歳以下であること
・修士号取得を目的とすること
・支給額が非常に手厚いが、採用人数が少なく競争率は高い

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(4) CWAJ海外留学大学院女子奨学金（含カルティエ奨学金）

・海外大学院（修士・博士）で学位取得を目指す日本人女性が対象
・MBAも応募可能
支給内容
・年間350万円（1年間）
・CWAJ Cartier奨学金も同額。ビジネス・起業分野の女性を支援
応募時期
・例年7月初旬～10月上旬
特徴
・女性限定
・語学スコア（TOEFL/IELTS）要件あり
・1年間の奨学金のため、2年以上のプログラムでは別の資金源との併用が必要になるケースが多い

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その他の民間奨学金制度

(1) 重田教育財団 海外留学奨学金

・正規課程2年以上の海外留学を対象とした給付型奨学金
・MBAが1年制の場合は対象外だが、2年制MBAであれば応募可能
支給内容
・月額20万円（年間240万円）×最長2年
応募時期
・例年6月末頃に締切
特徴
・年齢制限なし
・すでに留学中でも残り在学期間が2年以上あれば応募可能
・支給金額は中規模ながら、他の奨学金との併給OKなのが強み

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(2) 神山財団奨学金（海外大学院留学）

・起業家育成・ベンチャー支援に力を入れる財団による給付型奨学金
・MBA入学前に応募し損ねた人でも、合格後に応募可能
支給内容
・年間100万円を最大2年（計200万円）
応募時期
・留学開始年の2月～3月末頃（秋入学の場合）
特徴
・面接審査あり
・選抜後は財団の起業家コミュニティ等に参加可能
・起業志向のMBA留学生にとって大きなメリットがある

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(3) 本庄国際奨学財団奨学金

・海外大学院に留学する日本人向けの給付型奨学金
・合格後や在学中でも応募可能
支給内容
・MBA（2年制）の場合、月額20万円×2年間
・3年制以上のプログラムは金額・年数が異なる
応募時期
・秋募集の場合は2～4月頃に応募受付
・採用人数は毎年3～5名程度
特徴
・比較的応募条件が柔軟で、他の奨学金との併用も可能
・審査では研究計画や留学目的が重視される

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(4) IELTS奨学金（ブリティッシュ・カウンシル）

・IELTSスコアで海外大学院に合格した日本人を対象とした小規模奨学金制度
・毎年若干名（例年4名程度）
支給内容
・一律30万円（学費補助として使用可）
・他の奨学金と併用可能
応募時期
・合格後に書類審査で選抜
・毎年初夏頃に募集案内
特徴
・金額は大きくないが、追加で“＋30万円”を得られるメリットあり
・サブ資金源として多くの留学生が検討する価値あり

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3. グローバル応募可能な奨学金

(1) フルブライト奨学金（米国）

・日米両政府協力による歴史ある奨学金制度
・米国の大学院（MBA含む）への留学が対象
・将来的に日米の架け橋となる人材が求められる
支給内容
・必要に応じて授業料・生活費・渡航費などを包括的に支給
・月額20万円相当の生活費、往復航空券、保険など非常に手厚い内容
応募時期
・毎年5月下旬にオンライン登録締切
・7月初旬までに本応募書類提出（留学前年に応募するイメージ）
特徴
・知名度・信頼度ともに高く、競争率も高い
・書類・面接審査を通過するとJ-1ビザで渡米
・日米交流事業への参加機会も多く、キャリアの幅が広がる

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(2) ロータリー財団 グローバル奨学金（グローバル補助金奨学金）

・ロータリークラブの国際奉仕活動の一環
・経済発展・平和構築・教育など、重点分野に関連する大学院留学が対象
・MBAも内容次第で適用可能
支給内容
・学費・生活費・渡航費など、最低3万米ドル以上をサポート
・ケースによっては最大数十万ドル規模の支援もあり
応募方法
・地元ロータリークラブまたは地区ロータリーを通じて推薦
・その後、財団本部で承認
・締切や応募手順は各地区で異なるため、早めのアプローチが重要
特徴
・地域密着型の推薦プロセスが特徴
・採用されれば非常に大きな支援と国際的ネットワークが得られる

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(3) Forté Foundation フェローシップ（女性向け）

・女性のMBA進学を支援する非営利団体 Forté Foundationによる奨学金
・世界25校以上のトップMBAプログラムと提携し、優秀な女性志願者に支給

支給内容
・学費一部免除（$20,000程度〜授業料半額相当）
・Forté主催のリーダーシッププログラムやネットワーキングイベントへの参加機会
応募方法
・提携校のMBAに出願時、女性であれば自動的にフェロー候補として考慮
・学校によっては追加エッセイなどが必要な場合あり
特徴
・主にフルタイムMBAが対象（EMBAを含む学校も一部あり）
・採用されると“Forté Fellow”の称号が付与され、キャリア支援が非常に充実
・女性リーダーを目指す人には特に有利な制度

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4. 海外政府・大学が提供する奨学金

(1) Erasmus Mundus Joint Master Degrees（欧州連合）

・EUが推進する国際共同修士課程向け奨学金制度
・ヨーロッパ複数国の大学を渡り歩いて修了する構成が多い

対象分野
・国際関係、公共政策、環境などが主流
・ビジネス系プログラムも一部あるが、MBA相当のプログラムは稀
支給内容
・授業料・生活費を欧州委員会が支援
・競争率は高い
特徴
・該当プログラムに合格すれば日本人でも応募可能
・MBA志望者には該当プログラムが少ない点に注意

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(2) DAAD（ドイツ学術交流会）奨学金

・ドイツ政府が運営する外国人学生向け奨学金制度
・ドイツの大学・大学院への留学を支援
・ビジネス系修士課程も対象になる場合あり
支給内容
・月額850ユーロ以上
・医療保険・渡航費補助などを含む
特徴
・ドイツ語または英語のプログラムかによって応募要件が異なる
・ドイツMBAやドイツ語圏の経営学修士を希望する方におすすめ

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(3) Chevening Scholarships（英国政府）

・イギリス政府が提供する給付型奨学金制度
・主に発展途上国や指定対象国の国籍者向け

注意点
・日本は対象国ではないため、基本的に日本国籍者は応募不可
・一部例外プログラムが存在する可能性もあるが、日本人のMBA留学にはほぼ適用されない

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5. 教育ローン・学費貸与制度

以上のように多くの奨学金制度を紹介してきましたが、MBAや海外大学院留学では奨学金だけでは学費をカバーしきれないケースも多く、無担保ローンとの組み合わせが一般的です。

以下に返済の必要がある教育ローンをご紹介します。多くの留学生はこの教育ローンと、ご紹介した返済不要の奨学金を組み合わせることで資金を捻出しています。

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(1) Prodigy Finance

・世界中のMBA留学生に特化した教育ローン提供企業
・無担保・保証人不要
・対象校は欧米のトップMBA校が中心
特徴
・卒業後の収入ポテンシャルなどに基づいて審査される
・金利は5～10％程度（変動）
・奨学金や自己資金と合わせて不足分を補う手段として利用されることが多い

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(2) MPOWER Financing

・米国・カナダの大学留学生向けの無担保教育ローン
・MBAも対象
特徴
・対象校リストに入っていれば、在学中は利息のみ支払い
・卒業後に本格的な返済がスタート
・金利は5～13％程度とやや幅がある

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(3) 日本政策金融公庫（国の教育ローン）

・日本の公的金融機関による教育ローン制度
・海外留学向け枠もあり

特徴
・融資上限は数百万円と高額ではないが、金利は国内銀行より有利なケースも
・親が連帯保証人になれる場合、利用しやすい制度
・全額カバーは難しいが、部分的な資金調達手段として有効

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(4) 専門実践教育訓練給付金（厚生労働省）

・国内外の「指定プログラム」を受講する場合に、学費の一部を最大70％まで補助

特徴
・海外MBAは対象外が多いが、一部例外あり
・オンラインMBAや日本大学と提携したデュアルディグリー等、限定的に活用できるケースあり
・詳細はハローワークで要確認

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6. 大学自体が提供するスカラシップ

多くの海外MBAプログラム（特にトップ校）は、以下のような奨学金制度を独自に用意しています。

・Merit-based（成績・キャリア・GMATスコアなど）
・Need-based（家計状況や経済的背景）

例えばNYU Sternでは、手厚いMerit-based（成績・実績ベース）奨学金が提供されており、フルタイムMBA（2年制）をはじめとする各種MBAプログラムに出願する全ての学生（国内生・留学生問わず）が自動的に審査対象となります。

奨学金の金額はプログラムや個々のスカラシップ制度によって異なりますが、Dean's Scholarship、Named Faculty Scholarship、William R. Berkley Scholarship、Advancing Women in Business Scholarship、Stern Scholarshipなどがあり、授業料全額免除（フルスカラシップ）から、半額、一部補助まで非常に幅広い支給形態が存在します。実際にフルスカラシップを獲得するケースも珍しくなく、大幅な留学費用の負担軽減が期待できます。

たとえフルスカラシップの対象とならなかった場合でも、フルタイムMBA入学者の約20〜25%が何らかのMerit-based奨学金を受給しているとされており、合格通知と同時に“Fellowshipオファー”が届くこともあります。

一方で、エグゼクティブMBA（EMBA）は奨学金枠が限定的ですが、私費での進学者に対しては、大学側がMerit-basedの支援を提供するケースもあります。

◯代表的な学校例：

・Stanford
・Harvard
・Chicago Booth
・INSEAD

これらの学校では、年間1,000万円近い学費の一部または大部分をカバーするフェローシップ制度が用意されています。出願時に追加のエッセイや申請フォームの提出が求められる場合もあるため、必ず各校のFinancial Aidページを確認するようにしましょう。

もちろん、これらの名門校以外にも多くの大学で奨学金制度が整備されており、支給実績の豊富な学校も多数存在します。たとえば、最大90％の奨学金支給実績で人気のHULTのように、積極的にスカラシップを提供している学校もあります。

どの学校が奨学金を得やすいか、どのように戦略的に出願すべきかは、ぜひアルファへ個別にご相談ください！その他にもおすすめの学校情報が多数ありますので、まずはお気軽に無料相談チャットからお問い合わせください。

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まとめ：留学資金は複数の奨学金＋ローンの組み合わせが定番

以上、海外MBA・大学院留学に利用できる主な奨学金・教育ローンを幅広くご紹介しました。日本国内の財団は採用人数が少ない代わりに高額支給や返済不要のものが多く、応募には一定の準備が必要です。一方、海外政府や大学独自の奨学金は、国籍や出願校による条件が大きいので、早い段階で公式情報を確認することが大切です。

資金計画のポイントは「複数の奨学金を併願し、足りない分を教育ローンや大学のMerit-based補助でカバーする」こと。書類作成には時間と手間がかかりますが、早めに行動しておけば合格後に焦らず留学準備を進められます。

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