海外高校留学
【2025年最新版】ドバイの名門インターナショナルスクール・ボーディングスクール徹底比較|日本人に人気の理由・学費・進学実績・英語サポートまで解説!ボーディングスクール留学はアルファ一択!
今すぐ登録。続きを見よう!(無料)
人気ノウハウ Top 5
人気アドバイザリー Top 5
こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです!
アルファではこの17年間、就活や転職はもちろん、MBA・大学院・大学・ボーディングスクールを含む留学全般のサポートを行ってまいりました。近年は、「グローバル人材であるかどうかが、キャリアや収入を大きく左右する時代」となっており、早い段階から英語力を身につけ、世界基準の教育環境に身を置かせたいと考える保護者の方が非常に増えています。これまでもアメリカのテン・スクールや、マレーシア・カナダ・スイスなどの名門ボーディングスクールをご紹介してきましたが、今回は新たな選択肢として注目が高まっているドバイのインターナショナルスクール/ボーディングスクールをご紹介します。
ドバイは中東のハブとして発展を続ける国際都市であり、治安が良く、インフラが整い、教育水準も極めて高いのが特徴です。特に日本から駐在でドバイに渡るご家庭も多く、そのタイミングでお子様を現地のインターナショナルスクールに入れたいというご相談を数多くいただいています。そこで今回は、ドバイの中でも特に教育レベル・進学実績・グローバル性に優れた名門校を厳選してご紹介いたします。学校の雰囲気やカリキュラム、学費やサポート体制まで、実際に選ぶ際に知っておきたい情報をまとめています。
お子様の学校選びや教育方針についてお悩みの方は、ぜひ一度アルファにご相談ください。ドバイを含め、世界中の名門校からご家庭の状況やご予算に合った最適な学校をご提案し、合格・編入・現地生活準備まで一貫してサポートいたします。長年の経験と圧倒的な実績で、皆さまの海外教育を成功へと導きます!
※参考記事
【スイスの名門ボーディングスクールトップ10】Institut Le RoseyやAiglon Collegeなど名門校のカリキュラム、学校の特徴、大学進学実績、学費、奨学金制度を徹底解説!
【海外高校留学】マレーシア・カナダのお勧め高校10選|名門大学合格実績×費用対効果の最強学校はこれだ!費用を抑えて高校留学&ハーバード、スタンフォードなど名門大合格へ!
【米国10スクール】進学実績、授業料・奨学金、出願戦略、各学校の特徴を徹底解説!トップボーディング/テンスクールへの進学を目指す方は今すぐアルファに相談だ!
無料相談はこちらから!> 無料相談
ドバイのインターナショナル教育事情と日本人に人気の名門校
ドバイの教育事情と日本人家庭が選ぶ理由
ドバイ首長国では現地の公立校は基本的にアラブ首長国連邦(UAE)国籍の子弟のみが通うため、外国籍の子どもは私立のインターナショナルスクールへ通うのが一般的です。ドバイには日本人学校(幼稚園・小中学校)もありますが、それ以外に200校以上ものインターナショナルスクールが存在しており、各国のカリキュラムを採用した学校が多数あります。
特にイギリスの旧植民地だった経緯から英国式カリキュラム校が多く、次いで米国式や国際バカロレア(IB)校も充実しています。教育規制当局KHDA(Knowledge and Human Development Authority)が毎年各校を査察し、「Outstanding(最優秀)」から順に評価を公表しているため、学校選びの目安になります。近年はドバイ政府のビジョンとして国際競争力ある教育環境の整備が進んでおり、多くの新設校や教育投資が行われています。
日本人家庭がドバイのインターナショナルスクールを選ぶ理由
◯英語力と国際感覚の養成
子どもを早期から英語漬けの多国籍環境で育てたい、と希望する家庭が増えています。ドバイのインター校には数十~百か国規模の多様な国籍の生徒が在籍し、日本人は多い学校でも25家族ほど、少ない学校では1~2家族程度です。クラスに日本人同士で固まって日本語ばかり話す心配は少なく、英語環境にどっぷり浸かれる点が魅力です。実際、日本人比率が低い学校では「英語がまだ流暢でないお子様の入学も受け入れている」と案内されるケースもあり、一定の英語サポート体制が整った学校もあります。
◯教育水準と進学実績の高さ
ドバイには世界トップクラスの教育水準を誇る名門校も多く、卒業生の進学実績が優れている点も魅力です。イギリスの名門大学(オックスブリッジやロンドン大など)やアメリカのアイビーリーグをはじめ、世界各国の一流大学への進学者を輩出する学校が複数あります。また国際バカロレアの平均得点が世界平均を大きく上回る学校や、英国式のAレベル試験で毎年驚異的な合格率を出す学校も存在し、東京のインターナショナル校にも負けない実績が報告されています。
◯学費の相対的な割安感
ドバイのインターナショナルスクールの学費は決して安くはありませんが、東京や他の主要都市にある同等の私立インター校と比べると割安な場合もあります。例えば、あるアメリカンカリキュラム校(UAS)の小学部では年間約183万円程で、東京の某アメリカンスクール(約250万円)より年間60~70万円程度安いという比較もあります。複数の子どもを数年間通わせることを考えると、トータルで数百万円単位の差が出ることもあります。加えてドバイは所得税がなく生活コストも相対的に抑えられるため、教育移住の候補として検討するご家庭も増えています。
◯安全で快適な生活環境
ドバイは治安が良くインフラも整備されており、家族で生活する上で安心感があります。イスラム圏ではありますが非常に国際的でモダンな都市であり、日系スーパーや日本食レストランも進出していて生活に不便は少ないと言われます。またUAE政府は学生ビザや保護者ビザの発給制度を柔軟に運用しており、子どもが留学生として滞在する場合に親が同伴滞在することも比較的容易になっています。こうした受け入れ態勢の良さも教育移住先として注目される理由の一つです。
以上のような背景から、近年ドバイのインターナショナルスクールは日本人駐在家庭だけでなく、日本から「教育移住」を検討する家庭にも注目されています。ただし学校によって特色や入学条件も様々なため、予算・ロケーション・カリキュラムなどの優先順位をはっきりさせた上で情報収集し、見学ツアーなどを利用して絞り込むのがおすすめです。以下では、日本人の子どもが通うことを念頭に置きつつ、ドバイで特に有名なインターナショナルスクール(ジュニアボーディング対応校を含む)10校について詳細をまとめます。
ドバイの有名インターナショナルスクール10校
(1)Repton School Dubai(レプトン・スクール・ドバイ)
概要
Repton School Dubaiは2007年創立の英国式名門校で、幼稚園(FS)から高校(Year13)まで共学で受け入れる大規模校です。広大なキャンパスと充実した設備を誇り、屋内プールや空調付き体育館、複数のグラウンドに加え全寮制(ボーディング)施設も完備しています。KHDAの学校評価では5年連続で最高評価「Outstanding」を獲得しており、英国系インター校の中でも常にトップランクの評価を受けています。
日本人の在籍状況
現時点で在籍する日本人生徒はいないようですが、生徒の国籍は約70か国に及び、全校約1,767名のうちUAE国籍が20%程度、残り80%を世界各国の生徒が占めます。アジアからの生徒も在籍しており、英語力に不安がある場合は事前の準備を勧めつつも「日本人環境と距離を置いて成長できる貴重な環境になり得る」と評価されています。ボーディング利用者には学校が学生ビザ取得をサポートするため、親元を離れて単身で通うことも可能です。
カリキュラム
学問面ではイギリスのナショナルカリキュラムに基づき、Year11まではIGCSE、高校課程ではIBディプロマ課程とAレベルの双方を提供しています。またIBの中等教育後期プログラムとしてIBキャリア関連プログラム(CP)も導入しており、生徒はIBとイギリス式の両方の進路選択肢を持つことができます。IBディプロマの平均点はグローバル平均(30点)を大きく上回る34~35点前後で推移しています。
大学進学実績
卒業生は世界中の一流大学へ進学しており、ハーバード大学、オックスフォード大学、スタンフォード大学などへの合格者も輩出しています。イギリスやアメリカのみならず、多様な国のトップ大学に進学する傾向があります。2024年の卒業生はAレベルで76%がA*またはAを取得するなど、学業成績もきわめて優秀です。大学合格実績にはOxbridgeやアイビーリーグを含む名門校がずらりと並びます。
学費と奨学金
学費は年間約180万~285万円(AED換算:約6万~9万AED)程度で、Year7から利用可能な寮費は年間約200万円(約6.6万AED)です。週の一部のみ寮滞在する柔軟なプランも提供されています。優秀な生徒に対しては奨学金制度もあり、以下のような内容が特徴です。
・対象分野:アカデミック、スポーツ、音楽など
・内容:授業料の10%程度を免除
・選考:校長の裁量により選定
・条件:奨学生は高い成績と模範的な態度の維持が必要
クラス規模・教員比率
全校生徒数は約1,700名規模ですが、学年・クラスごとの人数には比較的余裕があります。正確な教員数は非公開ながら、生徒対教師比はおおむね10:1前後と推定されており、恵まれた環境の中できめ細かな教育と生活指導(パストラルケア)が行われています。教師以外にも多くのスタッフが生徒の健康管理や学習サポートに当たっています。
おすすめポイント
イギリスの名門パブリックスクールの伝統と最新の国際教育を融合した学校であり、IBとAレベルの両方に対応した柔軟なカリキュラム、高い大学合格実績、寄宿舎を含む素晴らしい施設環境が最大の魅力です。日本人の在籍は現在ないものの、それゆえに英語環境に没入できる点は大きなメリットです。異文化の中で自律心を養うには最適な環境といえます。将来イギリスや欧米のトップ大学進学を目指すご家庭にとって、一見の価値がある名門校です。
(2)Swiss International Scientific School in Dubai(スイス・インターナショナル・サイエンティフィック・スクール/SISD)
概要
Swiss International Scientific School in Dubai(以下SISD)は、2015年に開校した比較的新しいインターナショナルスクールですが、短期間で高い評価を確立した注目校です。名称に「スイス」とある通り、マルチリンガル教育を特徴としており、英語をベースにフランス語やドイツ語のバイリンガルプログラムを提供しています。カリキュラムは3歳から18歳まで一貫して国際バカロレア(IB)を採用し、PYP・MYP・DP・CPのIB全プログラム認定校です。所在地はヘルスケア・シティ地区アルジャッダフで、ドバイ市内中心部に比較的近い場所に広大なキャンパスを構えています。
日本人の在籍状況
生徒は100か国以上から集まる約3,000名規模で、日本人も若干名在籍していると推測されます(国籍内訳は非公開)。アジア系の生徒も一定数おり、学校全体として多文化・多言語環境を重視しています。たとえば幼少期から「英語+フランス語」または「英語+ドイツ語」で指導を受けるコースを選択可能です。日本語でのサポートはありませんが、その分、語学 immersion(没入型学習)には最適な環境と言えます。
カリキュラム
IB一貫校として知られ、初等部から高校まで探究型学習を重視したIB教育を実践しています。特筆すべきは、ドバイ初の私立校として4言語によるマルチリンガル教育を導入している点で、英語・フランス語・ドイツ語・アラビア語を組み合わせたコース編成が可能です。
たとえば幼少〜小学部では、
・English + Additional Language(フランス語またはドイツ語)
・アラビア語の必修プログラム
が組み込まれたバイリンガルクラスが提供されます。さらにSTEAM教育にも力を入れており、科学技術分野でも先進的なカリキュラムが用意されています。
大学進学実績
開校からの年数は浅いものの、卒業生はすでに欧米の名門大学に進学し始めています。スイスやヨーロッパの大学はもちろん、アメリカや英国の大学にも合格実績があります。SISDは世界トップ150校のプライベートスクールにも選出されており、中東地域でもトップ15に入ると評価されています。IB校としての強みを活かし、IBスコアでグローバルな進路を開拓できる点は非常に大きな魅力です。
学費と奨学金
学費は年間約5.3万~9.9万AED(約180万~330万円)で、幼稚部で約6万AED、小学高学年で8万AED台、高校では約10万AED弱となります。ドバイのプレミアム校としては標準的~やや高めの水準です。
さらに寄宿寮(ボーディング)も完備しており、中等部以上(11歳~17歳対象)では
・週日ボーディング
・フルタイムボーディング
・フレキシブルボーディング
のいずれかから選択可能です。寮費は年間18.8万~24.3万AED(約620万~810万円)と高額ですが、ホテル並みの宿泊施設と24時間体制のケアが提供されます。現時点でSISD独自の奨学金プログラムは公式に発表されていませんが、IBスコアが優秀な卒業生が大学から奨学金オファーを受けるケースは既に複数あります。2018年卒業生の例では、クラス全体で500万ドル以上の大学奨学金を獲得したとの報告もあります。
クラス規模・教員比率
生徒数が多いため学年あたりのクラス数も多く、1クラスの人数は20名前後に保たれています。教職員数は非公開ですが、生徒数に対して相応のスタッフが配置されており、教師1人当たり生徒10〜12人程度の比率と推定されます。SISDはノードアンリア教育グループに加盟しており、同グループの教育資源や研修プログラムを活用して教員の質向上にも努めています。結果として、KHDA評価でも教員の指導力とカリキュラム実施の質がOutstandingに近いと評されています。
おすすめポイント
SISDの最大の魅力は、なんといっても真の国際バカロレア多言語環境です。英語+フランス語/ドイツ語のバイリンガルIB教育を提供する学校は世界的にも珍しく、欧州大学進学や国際的キャリアを視野に入れる家庭には理想的な環境です。また、寄宿舎完備により、国内外から生徒を受け入れる体制が整っており、自立心や国際感覚を養う機会も豊富です。最新設備が整ったキャンパスで質の高いIB教育を受けられることから、「次世代型の名門校」として注目されています。
(3)Dubai College(ドバイ・カレッジ)
概要
Dubai College(以下DC)は1978年創立の老舗名門校で、ドバイにおける英国式カリキュラム校の最高峰と評価されています。11~18歳を対象とした中高一貫校(Year7~Year13)で、共学ですが生徒選抜は非常に厳格です。学力試験と面接による入試を課す、数少ない選抜制インターナショナルスクールの一つです。DCは、いわゆる英国のパブリックスクール(私立名門校)に相当し、非営利団体によって運営されています。キャンパスはアルスーフ地区にあり、広大な緑地に加えて充実した理科・IT施設、芸術センター、スポーツ施設を備えています。
日本人の在籍状況
全校生徒は約900名程度で、中規模のインター校に分類されます。生徒の多くは英国系・欧米系の家庭の子弟で、日本人の在籍はごくわずか、毎年0~数名程度と見られます。高度な英語力と学力が求められる入試を突破する必要があるため、英語環境に慣れているお子さん(帰国子女やバイリンガル)でないと入学は難しい傾向があります。一方で、生徒は70か国以上の出身者で構成されており、校内のダイバーシティは非常に高いです。ただし、生徒の約半数はイギリス人またはヨーロッパ出身者で、日本人同士で固まる環境ではありません。
カリキュラム
完全な英国型カリキュラムを採用しており、
・Year10まではGCSE(中等教育修了試験)
・Year12~13ではAレベル課程
を履修します。
IBは導入していませんが、その分Aレベルに特化した高度な教育を提供しており、数学・科学・人文科学・語学・芸術といった多様な科目でハイレベルな指導が行われています。特にSTEM(科学・技術・工学・数学)分野に強みがあり、国内外のコンテストでも生徒が好成績を収めています。課外活動も豊富で、模擬国連(Model United Nations)やデューク・オブ・エディンバラ賞といったリーダーシップ育成プログラムにも力を入れています。
大学進学実績
DCの大学進学実績はドバイ随一とも言われ、以下のような世界トップ大学への合格者を多数輩出しています。
・オックスフォード大学
・ケンブリッジ大学
・インペリアル・カレッジ・ロンドン
・ロンドン大学(UCL、LSEなど)
・プリンストン大学
・イェール大学
・コーネル大学
・ペンシルベニア大学(ウォートン)
・トロント大学
・マギル大学
・ソウル大学 など
2024年卒業生では、Aレベルで73%がA*またはA、合格率100%というOutstandingな成績を達成しています。DCはまさに中東屈指の進学校として高く評価されており、進学重視のご家庭から絶大な支持を受けています。
学費と奨学金
DCは非営利校ではありますが、学費は比較的高額に設定されています。
・Year7~11:年間93,220 AED
・Year12~13:年間105,555 AED
(日本円換算:約280万~320万円)
加えて、DCには寄付金(デベンチャー)制度があり、企業や個人スポンサーが寄付を行うことで入学枠を確保できる仕組みも存在します。近年は一般家庭向けにも販売されています。公式な奨学金制度は設けられていませんが、卒業後に進学先の大学から奨学金を得るケースはあります。
クラス規模・教員比率
教員は約90名以上が在籍し、生徒:教員比は10:1前後と良好です。1クラスあたりの人数も平均14~24名で、中等部からは選択科目により少人数授業も実施されています。教員の多くはイギリス出身の有資格者で構成されており、教育経験が豊富です。指導方針は厳格ながら温かみもあり、「英国式の先生と生徒の関係は日本に似ていて、勉強面でもきちんとしてくれる」という日本人保護者の声もあります。
おすすめポイント
Dubai Collegeは「中東のイートン校」とも称されるほど、学業成績と大学進学実績において卓越した評価を受けている学校です。入学のハードルは非常に高く、厳格な選抜試験を突破した優秀な生徒が集うハイレベルな学習環境が整っています。特にAレベルに特化した専門性の高いカリキュラムを提供しており、数学・科学・人文系などの幅広い分野で、確かな学力を育てる指導がなされています。中東に居住しながらも、イギリスやアメリカをはじめとする欧米のトップ大学進学が現実的に可能な教育設計が施されている点も大きな強みです。また、非営利校として運営されていることにより、教育の質や進学支援が非常に高い水準で保たれている点も見逃せません。英国式教育に親しみのある日本人家庭や、将来的に欧米の名門大学への進学を本気で目指すご家庭にとって、Dubai Collegeはまさに最有力候補の一つとなるでしょう。
(4)GEMS Dubai American Academy(ジェムズ・ドバイ・アメリカン・アカデミー/DAA)
概要
GEMS Dubai American Academy(以下DAA)は、中東最大の学校運営財団GEMS Educationが誇るフラッグシップ校であり、ドバイで唯一「KHDA評価Outstanding」を獲得しているアメリカンカリキュラム校です。1997年に創立され、幼稚園(KG)から高校(G12)まで約3,000人の生徒が在籍するマンモス校です。所在地はアルバルシャ南地区で、高速道路シェイク・ザイード通りにも近く、通学アクセスも良好です。キャンパスは近代的な校舎に体育館・プール・テクノロジーラボ・大講堂などが整備されており、施設面も非常に充実しています。
日本人の在籍状況
生徒は109か国以上の国籍から集まっており、約45%が米国籍を持つ生徒ですが、日本人も各学年に1〜2名程度在籍しています。日本人比率はごくわずかであるため、英語環境への没入度は非常に高いです。英語初心者の受け入れにはやや厳しい面もありますが、ESL(EAL)サポート体制が整っており、入学後に英語力を伸ばしていくことは十分可能です。小規模ながら日本人保護者コミュニティも存在し、情報交換などが行われています。
カリキュラム
基本はアメリカ合衆国標準カリキュラム(AERO準拠)を採用しつつ、高校最終2年間ではIBディプロマ課程(IBDP)も選択可能なハイブリッド型カリキュラムです。
・G9まではアメリカ式(ニューヨーク州基準)で幅広い科目を履修
・G11〜12では、IB Diplomaまたはアメリカ高校卒業資格(+AP科目)を選択可能
IB導入以来、DAAのIB生徒は平均33〜35点と世界平均を上回る成績を継続。2024年には平均34点・最高44点を記録しています。生徒の約98%がIB取得に挑戦しており、合格率は毎年95〜100%という高さを誇ります。一方、米国式のカリキュラム面では探究学習やSTEAM教育に力を入れており、全米共通テスト(SAT)でも優れた実績を出しています。
大学進学実績
DAAの卒業生は、アメリカ・カナダ・イギリスを中心に世界各国の大学へ進学しています。
・プリンストン大学
・ジョンズホプキンス大学
・ニューヨーク大学
・トロント大学
・ブリティッシュコロンビア大学
・ロンドン大学(UCL)など
2023年の卒業生225名のうち、約96%がIBディプロマを取得し、高いIBスコアを活かして世界の難関大学からオファーを獲得しています。また、GEMSグループ独自の「GEMSフォーライフ」プログラムにより、一部の優秀な生徒はパートナー大学(例:ノースイースタン大学、NYUなど)から奨学金オファーを受けています。
学費と奨学金
学費は以下の通りです:
・幼稚園(KG):約6.3万AED
・小学(G1〜5):約8.9万AED
・中高(G6〜12):約8.9万AED
→ 年間平均約8.5万AED(約280万円)
また、GEMS系列の学校には共通の奨学金制度が設けられており、学業・スポーツ・芸術/創造性などの分野で顕著な才能を持つ生徒に対して授与される仕組みが整っています。DAAにおいても「GEMS Genius奨学金」の授与実績があり、これは金銭的な支援だけでなく、卒業後の大学進学サポートや提携大学からの奨学金獲得のチャンスにもつながる非常に価値のある制度です。これらの奨学金についての詳細は、在校生や出願予定者に対して進路指導カウンセラーが個別に案内を行っており、必要に応じて具体的な申請方法や適用条件についてのサポートも提供されています。
クラス規模・教員比率
DAAには約2,972名の生徒と240名の教師が在籍し、生徒:教師比は約12:1と良好です。
クラスサイズは一般に20〜24名程度ですが、IBなどの選択科目では少人数での授業が実施され、個別に近い指導体制が整っています。GEMSでは教員研修にも力を入れており、教員の質と授業の一貫性が高いと評価されています。校風としては「善良な市民(Good Citizen)」の育成を掲げており、多様性を尊重しながら生徒の自主性・協調性を伸ばすことを大切にしています。
おすすめポイント
DAAは、アメリカ式教育とIBの長所を兼ね備えた総合力の高いインターナショナルスクールです。
・IBと米国式両方の進路に対応可能なカリキュラム
・大学進学実績の高さと奨学金チャンス
・多国籍で英語環境が整ったマンモス校
・GEMSグループによる進学サポートや大学連携
・送迎利便性の高いロケーションと近代的な施設
アメリカやイギリスのトップ大学進学を視野に入れつつ、幅広い進学選択肢を確保したい家庭に理想的です。学力・探究心・語学力をバランスよく育てたい方に、文武両道なグローバル教育環境として強くおすすめできます。
(5)Dubai International Academy Emirates Hills(ドバイ・インターナショナル・アカデミー・エミレーツヒルズ校/DIA)
概要
Dubai International Academy Emirates Hills(以下DIA)は、2005年にドバイで初めて国際バカロレア(IB)カリキュラムを導入したパイオニア的存在のインターナショナルスクールです。Innoventures Educationという教育財団に属し、高級住宅地エミレーツヒルズに位置しています。幼稚園(KG)から高校(Year13)まで約2,000名の生徒が在籍しており、ドバイ有数のIB一貫校(PYP・MYP・DP・CPすべて認定)として知られています。キャンパスは23エーカーにもおよび、緑豊かな環境と最新の教育設備が整っています。
日本人の在籍状況
生徒は80か国以上から集まる多国籍で多様性の高い学校です。日本人の在籍数は公表されていませんが、学年によっては数名在籍していると見られます。母体がグローバル企業のためインド系や欧米系の生徒が多く、日本人比率はごく低めです。EAL(英語補助)体制も整っており、英語力に不安がある生徒の受け入れ実績もあります。実際、日本人でIBディプロマ満点(45点)を取得した卒業生もおり、DIAで力を伸ばした例があります。
カリキュラム
DIAはIBに完全特化したカリキュラムが最大の特徴です。
・3~12歳:IB初等教育プログラム(PYP)
・11~16歳:中等教育プログラム(MYP)
・16~19歳:ディプロマプログラム(DP)とキャリア関連プログラム(CP)
特にDP(IBディプロマ課程)では、2007年の初卒業生以来、常に高い成果を上げており、満点の45点を取得した卒業生も輩出しています。2018年には卒業生の平均スコアが34点に達し、そのうち18%が38点以上、76%が世界平均の30点を超えるという、非常に優れた結果を記録しています。中等教育課程であるMYPにおいても、成績は安定して高く、Year11修了時点での平均スコアは42点(満点56点)とされています。さらに、DIAでは学力のみならず創造・活動・奉仕(CAS)にも重点を置いており、学習面だけでなく人格形成や社会性の育成にも力を入れるバランスの取れたIB教育を実践している点も、国際的に高く評価される要因となっています。
大学進学実績
DIAの卒業生は、世界のトップ大学に数多く進学しています。
特に2018年の卒業生は以下のような進路実績を誇ります。
・スタンフォード大学
・ブラウン大学
・コーネル大学
・マギル大学
・ブリティッシュコロンビア大学
・ロンドン大学(UCL・LSE)
また、エミラティ(UAE国籍)の生徒がUBCやパデュー大学に全額奨学金で進学した例もあります。2018年卒業生全体では、総額500万ドル超の奨学金オファーを獲得しており、大学側からも高く評価されていることがわかります。最近の2024年卒業生も、世界ランキング上位50位以内の大学に複数名が進学しており、DIAは「IBで世界に進学する」モデル校として高い評価を受けています。
学費と奨学金
学費は以下の通り、比較的リーズナブルに抑えられています。
・KG1:約4.39万AED
・小学高学年:約6.7万AED
・中高:最大約7.8万AED
→ 年間で約4.4万~7.8万AED(150万~260万円)
特に中学以降の学費の上昇幅が緩やかであることから、IB校の中でも費用対効果に優れる学校として評価されています。また、兄弟姉妹で在籍する場合には、Innoventuresグループ共通の兄弟割引制度も適用されるため、複数のお子様を通わせる家庭にとっても経済的なメリットがあります。なお、学校自体には公式な奨学金制度は設けられていませんが、IB成績が優秀な卒業生に対しては、進学先の大学から奨学金オファーを獲得するケースも多く、進学面での支援は充実しています。これは、DIAの高い教育水準と卒業生の実力が大学側に認められている証でもあります。
クラス規模・教員比率
・生徒数:約2,000名
・教員数:約200名以上
→ 生徒:教師比は10:1程度
特にIBの内部評価やエッセイ指導といった個別対応が求められる場面では、少人数・個別指導に近い体制でサポートが行われているのがDIAの強みです。さらに、EAL(英語が第二言語の生徒向けのサポート)や学習支援スタッフも常駐しており、非英語圏出身の生徒への配慮も万全です。英語に不安がある状態で入学しても、必要に応じた支援を受けながらスムーズに学習に取り組むことができます。
DIAは、「ドバイにおけるIBの先駆者」としての歴史と実績を持ち、これまで多くの優秀な卒業生を世界へ送り出してきました。特にIBディプロマで高得点を目指す生徒にとっては最適な環境が整っており、世界トップ大学への合格実績も豊富です。
おすすめポイント
Dubai International Academyは「ドバイにおけるIBの先駆者」として長年にわたり実績を積んできた学校です。
・IBディプロマでハイスコアを目指す生徒に最適
・世界トップ大学への合格実績多数
・多文化環境で社会性・リーダーシップも育てられる
・比較的リーズナブルな学費設定
・日本人が少なく、英語環境にどっぷり浸かれる
IB教育に興味があり、グローバル進学を志すご家庭にとって、最初に検討すべきIB校のひとつです。特に、費用と成果のバランス、教育の信頼性、進学実績を重視する方に強くおすすめできます。
(6)American School of Dubai(アメリカン・スクール・オブ・ドバイ/ASD)
概要
American School of Dubai(以下ASD)は、1966年に創立されたドバイ最古級のインターナショナルスクールであり、非営利で運営される伝統的なアメリカンカリキュラム校です。ドバイ有数の高級住宅街アルバルシャに広大なキャンパスを構え、幼稚園(PreK)から高校(Grade12)まで約1,900名の生徒が在籍しています。カリキュラムはアメリカのコモンコア(Common Core)およびAEROに準拠しており、Advanced Placement(AP)科目が非常に充実しています。長年にわたり米国人駐在員から強い支持を受けており、「ドバイの名門アメリカンスクール」として確固たる地位を築いています。
日本人の在籍状況
生徒の大多数はアメリカ国籍ですが、それ以外にも60か国以上の国籍が在籍しており、多国籍な環境が形成されています。日本人は毎年数名程度で、主にアメリカからの帰国生や国際結婚家庭の子どもなど、英語力が高い生徒が多く在籍しています。ASDはEAL(英語補助)プログラムを公式にはあまり展開していませんが、非英語圏出身の生徒も一定数受け入れており、教員や生徒の間に多文化理解が根づいています。英語力と学力の両方を満たしていれば、日本人でも入学は十分可能です。
カリキュラム
ASDは完全なアメリカ式の教育を提供しており、学年が上がるにつれて選択科目の幅が広がります。高校では20以上のAP科目が開講されており、IBは採用していない代わりに、APおよびSATへの対策に注力しています。また、奉仕活動や課外活動がカリキュラムの中に組み込まれており、リベラルアーツ的な教育アプローチが特徴的です。1人1台のラップトップ配布やSTEMラボ、大型図書館など、学習環境もハイレベルに整備されています。
大学進学実績
ASDの卒業生は、主にアメリカやカナダの大学に進学しており、その中には以下のような名門校も含まれます。
・ペンシルベニア大学
・コロンビア大学
・スタンフォード大学
・カリフォルニア大学群(UC系)
・MIT
・トロント大学
・マギル大学
・キングス・カレッジ・ロンドン
・インペリアル・カレッジ・ロンドン など
2023年の卒業生(約150名)は全員が大学進学し、そのうち複数名がアメリカのトップ50大学に合格しています。IBを採用していないにもかかわらず、非IBでも一流大学へ進学できる体制と実力を証明しています。また、生徒の約15%がSATで1400点以上を取得するなど、学力レベルの高さも際立っています。
学費と奨学金
学費はGrade1〜12で一律約23,164ドル(約8万〜8.7万AED=約270万円前後)に設定されています。非営利校として得た収益は教育設備やプログラムの拡充に充てられており、学校全体のクオリティが高く保たれています。ASDには企業からの寄付によるコーポレートシート制度もありますが、一般家庭が利用する場合には別途入学金などが必要になります。奨学金制度は原則設けられていませんが、経済的に困難な家庭に対しては、個別に授業料補助が検討される場合もあるとのことです。また、卒業後に進学先の大学から奨学金を得る例は少なくありません。
クラス規模・教員比率
ASDの生徒数は約1,950人で、教員は約200名在籍しています。生徒:教員比は約10:1と非常に良好で、クラスサイズも平均14〜24名程度。高校の専門科目においては15名前後の少人数クラスも多く、個別指導やカレッジカウンセリングもきめ細かく行われています。教員は「ファシリテーター」として生徒の学びを導く姿勢を重視しており、生徒中心の教育が実現されています。学習面はもちろん、進路指導や精神的サポートも含めて、教員と生徒の距離が近いアットホームな校風が特徴です。
おすすめポイント
ASDは、長年にわたり高い評価を受けてきたアメリカンスクールであり、信頼性・教育の質・進学実績を兼ね備えています。IBではなくAP中心のため、課題の負担を調整しやすく、課外活動との両立がしやすい点も利点です。また、非営利であることによる安定した運営体制、保護者との連携の強さ、在校生・卒業生コミュニティの結束の固さも魅力です。将来アメリカの大学を目指す方や、日本とアメリカの教育互換性を重視したいご家庭にとって、ASDは非常に有力な選択肢となるでしょう。
(7)Universal American School Dubai(ユニバーサル・アメリカン・スクール・ドバイ/UAS)
概要
Universal American School(以下UAS)は、2005年にドバイ政府系企業Al Futtaimグループによって設立された非営利のアメリカンカリキュラム校です。ドバイ・フェスティバルシティの再開発エリア内に位置し、大型ショッピングモールに隣接する利便性の高い立地が魅力です。幼稚園からGrade12まで約1,300名が在籍しており、アメリカ式教育と国際バカロレア(IB)を融合させたハイブリッドなカリキュラムが提供されています。UASは同じ財団が運営するDeira International Schoolと並び、ドバイの教育水準向上を目的として設立された代表的な学校です。
日本人の在籍状況
UASには日本人が約19名在籍しており、これはドバイのインターナショナルスクールの中では比較的多い部類に入ります。日系企業駐在員の家庭にも支持されており、日本人コミュニティがあることが安心材料となっています。また、他の名門校に比べて英語が流暢でなくても入学可能と明言されており、英語初学者にも門戸を開いている数少ない学校の一つです。入学後にはWIDAテスト(英語力診断)を通じて適切なEAL(英語補助)サポートが提供され、段階的に英語力を高められる体制が整っています。
カリキュラム
UASのカリキュラムはアメリカン教育+IB+APのハイブリッド構成です。
・幼稚部~中等部:アメリカ(ニューヨーク州基準)の探究型教育
・高校課程(G11〜12):希望者はIBフルディプロマを履修、その他はアメリカ高校卒業資格+必要に応じてAP科目を履修
このように、将来の進路に応じて柔軟に選べる構成が大きな特徴です。UASは2010年代にIB認定校となって以降、IB教育でも高い評価を受けており、2018年のIB平均スコアは33点(世界平均30点)を上回る成績を記録しています。また、「英語サポートが手厚く、生徒支援スタッフが多い」ことも特筆点で、学習面と生活面の両方においてきめ細やかな支援が行われています。
大学進学実績
卒業生はアメリカ・カナダを中心に、イギリス・オランダ・アジアなど世界中の大学に進学しています。IBの導入後、進学先のバリエーションがさらに広がり、近年では以下のような大学への進学実績があります。
・スタンフォード大学
・ニューヨーク大学
・トロント大学
・キングス・カレッジ・ロンドン
英語が第二言語の生徒も多い中で、500万ドル以上の大学奨学金を獲得した年もあり、進学実績の水準の高さがうかがえます。進路指導カウンセラーが生徒一人ひとりに合った出願戦略を丁寧にサポートしており、ほぼ100%の卒業生が大学進学を実現しています。
学費と奨学金
学費は年間約18.3万〜23.0万AED(約150万〜230万円)と、学年が上がるにつれて増加します。
・小学1〜4年:約18.3万AED
・中学5〜8年:約20.3万AED
・高校9〜12年:約23.0万AED
ドバイのトップ校の中では比較的抑えめな学費水準で、東京の一部インター校より年間67万円ほど安いという具体例もあります。非営利校のため、明確な奨学金制度は設けられていませんが、家庭の事情によっては財政支援(授業料補助)を個別に検討してもらえるケースもあります。また、卒業時には成績優秀者が進学先の大学から奨学金付きで進学する例も複数あり、トータルで見れば奨学金的な支援は十分に存在します。
クラス規模・教員比率
生徒1,300名に対し、教員および学習支援スタッフは150名以上が在籍。生徒:教員比は8〜10:1とされており、非常に手厚い体制です。1クラスの平均人数は約20名ですが、英語レベル別のクラス編成や学習支援によって実質的にはさらに少人数化されています。また、UASの大きな特徴はスタッフの多様性と充実度にあります。教員だけでなく、カウンセラー・看護師・学習補助員など多職種のサポート人材が豊富に配置されており、生徒の心身の健康・学習進度・進路まで包括的に支援する体制が整っています。
おすすめポイント
UASは、「英語力がこれからの子ども」でも挑戦できるインターナショナルスクールとして、特に日本人家庭に高く評価されています。
・英語初学者にも開かれた柔軟な受け入れ体制
・IBとAPの両方を提供する多様な進学ルート
・学費がドバイの他のトップ校と比べて割安
・サポート体制が非常に手厚く、保護者の安心感も高い
日本語環境が希薄なため、自然と英語力が伸びやすく、海外教育の第一歩として最適な受け皿です。「将来的にIBで世界に出たい」「でも今はまだ英語に自信がない」といった方には、まさに最良の選択肢となるでしょう。
(8)Nord Anglia International School Dubai(ノード・アングリア・インターナショナル・スクール・ドバイ/NAS Dubai)
概要
Nord Anglia International School Dubai(以下NAS Dubai)は、世界有数の私立校グループノード・アングリア教育が運営するプレミアム校で、2014年に開校しました。場所はアルバルシャ・セカンドにあり、幼稚園(FS1)から高校(Year13)まで約2,352名の生徒が在籍しています。KHDA(ドバイの教育評価機関)では最高評価「Outstanding」を獲得しており、開校から短期間でトップスクールの一角に数えられるようになりました。キャンパスは2棟に分かれ、プライマリー(小学校)とセカンダリー(中高)を分離。いずれも非常に広く、近代的な設備が整っています。NAS Dubaiはボーディング(寮)を提供しない通学専用校です。
日本人の在籍状況
在籍する生徒の国籍は80か国以上に及び、日本人も若干名が在籍しています。公式には割合は公表されていませんが、近年は日本人家庭からの人気も高まりつつあります。ノード・アングリアは世界各国に系列校を展開しており、グローバルに転勤する駐在家庭にとっては転校のしやすさが大きな魅力です。例えば、シンガポールや上海のNASからドバイ校への転入といった事例もあります。英語力の基準は比較的高いものの、EAL(英語補助)やインクルージョン(学習多様性支援)も充実しており、適性と意欲があれば英語が第二言語でも十分やっていける環境が整っています。
カリキュラム
NAS Dubaiは、英国式カリキュラム+IBディプロマの組み合わせを採用しています。
・小学部(プライマリー):英国ナショナルカリキュラム
・中等部(セカンダリー):IGCSE
・高等部(Year12〜13):AレベルまたはIBディプロマの選択制
このように、AレベルとIBDPの両方を提供する数少ない学校の一つであり、進学希望先や生徒の得意分野に応じて進路を柔軟に選べます。また、NAS Dubaiの大きな特色として、以下の世界的教育機関とのコラボレーションプログラムが提供されています。
・音楽:ジュリアード音楽院(The Juilliard School)
・STEAM教育:マサチューセッツ工科大学(MIT)
・国際協力/SDGs:UNICEFと提携
生徒は世界中のNAS系列校とオンラインでつながり、共同課題に取り組む機会も得られます。こうした学びは、単なる学力向上だけでなく国際的な視野や創造性の育成にも寄与しています。
大学進学実績
卒業生はまだ数世代に限られていますが、既に以下のような名門大学への合格実績があります。
・オックスフォード大学
・キングス・カレッジ・ロンドン
・マギル大学
・ニューヨーク大学(NYU) など
2022年のIBディプロマ課程では平均34点・合格率98%という実績を記録。AレベルでもA*〜A取得率が約60%に達しました。ノード・アングリア教育グループ全体のネットワークを活用し、生徒は他国の系列校と合同のバーチャル大学フェアに参加できるなど、進学支援の機会も非常に豊富です。今後卒業生の増加とともに、さらに進学実績が強化されていくことが期待されています。
学費と奨学金
学費は以下の通り、プレミアムスクールとしては標準的な水準です。
・FS1:約6.6万AED
・小学部:7.7万〜8.8万AED
・中高等部:最大約10万AED強
→ 年間平均:約8.5万AED(約280万円)
兄弟割引などの制度はありますが、公式な奨学金制度はありません。ただし、ノード・アングリアグループ全体としては不定期に特別奨学金プログラムを実施しており、過去には理系コンテスト優勝者に授業料免除が与えられた例もあります。また、NAS卒業生は進学先の大学から奨学金オファーを受ける例も少なくなく、特に北米の大学では優秀な成績に応じて高額奨学金が付与される傾向があります。
クラス規模・教員比率
生徒数:2,352名
教員数:217名
→ 生徒:教師比は約11:1
クラスの定員は
・幼児部:16〜18名
・小学部:20〜22名
・中高等部:20〜25名程度
教員は全員が英国または出身国での有資格者であり、教育経験も豊富。採用後はロンドン本部での研修が義務化されており、全校的に指導品質の標準化が図られています。また、MITやジュリアードとの連携による特別プログラムでは専門分野のエキスパートによるワークショップも受けられます。課外活動(ECA)も非常に充実しており、スポーツ・音楽・演劇・言語クラブなど無料/有料あわせて多彩なクラブ活動が用意されています。教員も放課後のクラブ活動に積極的に関わり、生徒の興味や才能を伸ばす支援が行われています。
おすすめポイント
NAS Dubaiの最大の強みは、世界規模の教育ネットワークを活用できる点にあります。
・MITやジュリアードとの提携プログラム
・UNICEF研修やタンザニアのボランティア、スイスでのスキー研修などの国際研修旅行
・Aレベル/IBの両対応による柔軟な進学戦略
・海外転校に強いグローバルネットワーク
さらに、最新鋭の設備、高評価の教育品質(KHDA:Outstanding)、グローバル連携と三拍子揃った学校であり、将来海外大学を目指す家庭にとって非常に有力な選択肢です。特に、日本から転勤や移住予定のご家庭にとっては、他国NAS校との転入・転出の柔軟さも大きな安心材料となります。今後さらに人気が高まると予想される注目のトップ校です。
(9)Emirates International School – Meadows(エミレーツ・インターナショナル・スクール・メドウズ)
概要
Emirates International School – Meadows(以下EIS Meadows)は、1991年創立のEIS Jumeirah校の姉妹校として2005年に開校されたIB校です。場所は閑静な住宅エリア「ザ・メドウズ」にあり、ドバイマリーナやスプリングスからも通いやすい立地です。幼児(FS)から高校(Year13)まで約1,826名の生徒が在籍しており、カリキュラムは完全な国際バカロレア(IB)。施設は新しいとは言えないものの、図書館、実験室、体育館、ダンススタジオなど必要十分な設備を備え、落ち着いた学習環境が評価されています。
日本人の在籍状況
日本人の在籍は数名程度と少数派ではありますが、日本人駐在員家庭でEISを選ぶケースもあり、特に英語初心者の受け入れ実績がある点を評価する声が多く聞かれます。EISでは有料のEAL(English as an Additional Language)プログラムを用意し、資格を持った専任教師が個別指導を担当。英語に不安がある生徒も、補習やサポートを通じて無理なく適応できるよう工夫されています。
カリキュラム
EISはPYP・MYP・DPすべてを網羅するIB一貫校です。IB導入校としてはドバイでも古く、長年の実績があります。IBディプロマ課程では、2022年に平均32点・合格率97%を達成するなど、安定した成果を出しています。また、ビジネスやICT分野ではBTEC(職業資格プログラム)も併設しており、すべての生徒がIBDPを選択する必要はありません。フランス語、スペイン語、アラビア語の授業もあり、多国籍な生徒同士で言語交流が行われるリベラルで柔軟な学風も魅力です。EISはまたESL教育の伝統校として知られ、EALクラス(年間約5,000AED)や放課後の個別補習など、非英語圏出身の生徒への支援体制が整備されています。
大学進学実績
卒業生の進学先は英国や中東の大学が中心ですが、カナダ・オーストラリア・アジアの大学に進む生徒もいます。過去には以下の大学への合格実績があります。
・マンチェスター大学
・ロンドン大学群(UCL等)
・ブリティッシュコロンビア大学
・メルボルン大学
・UAE国内のカリファ大学 など
IBフルディプロマ取得率は約8割と高く、生徒の希望や適性に合わせた進学が叶う校風です。トップ校ほどの華々しさはないものの、堅実に生徒の進路を実現していく実力校と言えるでしょう。また、奨学金を得て米欧の大学に進学する例もあり、推薦状や出願サポートにも積極的です。
学費と奨学金
学費は以下の通り、ドバイの名門校の中では非常に良心的な価格帯です。
・FS1:約2.76万AED
・Year1〜6:約3.6万〜4.8万AED
・Year7〜11:約5.7万〜6.5万AED
・Year12:約7.6万AED
・Year13:約8.19万AED
→ 平均:約5.1万AED(約170万円)
この水準は、「多くの家庭に国際教育を提供する」というEISの理念に基づく設定であり、コストパフォーマンスに優れる学校として注目されています。公式な奨学金制度はないものの、兄弟姉妹での在籍には兄弟割引が適用されます。また、一部の優秀なIB生には卒業時に学校から表彰奨励金が贈られる場合もあります。
クラス規模・教員比率
・生徒数:約1,826名
・教員数:147名
→ 生徒:教師比は約12.4:1と推定されます。
クラス人数は、幼児部で20名弱、小・中学で20〜25名、高校では15〜20名程度。Year13(最終学年)は70〜80名程度の小規模構成で、IB指導も非常にきめ細かく行われています。また、教師の離職率が非常に低く、2023年時点で約4%。長年勤務する教師が多く、生徒や保護者との信頼関係が深い「家庭的な雰囲気」が校風として根づいています。学習支援やカウンセラーの体制も整っており、生徒58名に対して38名のアシスタントスタッフがサポートに入る仕組みです。
おすすめポイント
EIS Meadowsは、派手さよりも「着実な学び」を重視する家庭に支持されるIB校です。
・学費が比較的良心的で通わせやすい
・英語が苦手でも安心のサポート体制
・アットホームな校風と教師陣の安定性
・日本人コミュニティが小規模ながら存在し、困った時の支えに
初めて海外の学校に通うお子さまにも安心の環境であり、堅実で丁寧な教育を求める日本人家庭にとって、有力な選択肢となるでしょう。EISはまさに、「無理なく、でもしっかりと国際教育に移行できる」学校として検討に値する存在です。
ドバイでの学校選択と日本人家庭へのアドバイス
ここまで、ドバイを代表するインターナショナルスクールの特色を見てきました。各校のカリキュラムや校風、日本人の在籍状況は異なり、「どれがベストな学校か」は家庭やお子様の状況によって変わります。以下に、日本人家庭がスクールを選ぶ際にぜひ意識していただきたいポイントをまとめます。
◯カリキュラムの違いを理解し将来計画を立てる
まず、最も基本となるのがカリキュラムの違いを理解し、将来計画と照らすことです。ドバイでは大きく分けてブリティッシュ系、アメリカン系、そしてIB系の3種類のカリキュラムが提供されています。将来イギリスの大学進学を視野に入れている場合は英国式/Aレベルに強い学校を、アメリカの大学を目指すなら米国式やIBを採用している学校が向いています。また、日本の高校や大学への編入・帰国受験の可能性があるご家庭は、日本の学年制度との違い(特に英米は9月始業で学年呼称も異なる)にも注意が必要です。
◯英語力とサポート体制の確認
次に重要なのは、お子様の英語力と各校の英語サポート体制を確認することです。すでに英語力が十分にある、あるいはバイリンガルに近い場合は、日本人が少なく、英語漬けになれる学校を選ぶのが得策です。一方、これから英語を身につけていく必要がある場合は、EAL(英語補助)プログラムが充実している学校や、日本人の在籍がある学校の方が安心です。入学に際してはWIDAテストやCAT4など英語力や学力を測る試験を求められる場合もあるため、出願前に詳細を確認しておきましょう。
◯学費・予算の検討
各校の学費には大きな幅があります。年間学費が300万円を超えるプレミアム校もあれば、150万円前後で通える比較的手頃な学校もあります。価格には教員数、施設の充実度、教育支援体制の差が反映されていることが多いですが、「高い=必ず良い」「安い=劣る」というわけではありません。まずはご家庭で無理のない予算の目安を決め、その範囲で比較・検討していくことが現実的です。兄弟割引や奨学金制度がある学校も多いため、その有無もあわせて確認しておきましょう。
◯立地・通学手段
さらに、通学可能な立地であることも見逃せません。ドバイは地域によって渋滞の頻度や道路状況が大きく異なります。スクールバスを運行している学校も多くありますが、バスの停留所や所要時間、バス代などもチェックが必要です。通学時間が長すぎると、体力的・精神的な負担が大きくなるため、住居と学校の距離は慎重に見極めるべきポイントです。
◯学校見学と評判
可能であれば、現地での学校見学(スクールツアー)への参加を強くおすすめします。オンライン情報やパンフレットでは伝わりにくい学校の雰囲気や先生・生徒の様子など、実際に足を運んでこそ感じられるものがあります。また、日本人保護者のブログやコミュニティでの口コミも参考にはなりますが、最終的には自分たちの目で見て判断することが大切です。
◯願書準備と手続き
ドバイの学校入学には、日本の学校からの「転学証明書(Transfer Certificate)」や、在ドバイ日本領事館や外務省での書類認証など、煩雑な手続きが伴うこともあります。9月入学が基本のため、少なくともその前の春までには願書提出やテスト受験の準備を進めておきましょう。
◯保護者のビザと生活準備
教育目的で渡航する場合、保護者ビザ(陪読ビザ)の取得も検討が必要です。UAEでは、学生ビザで就学する子どもに対して、一定条件を満たすことで親が長期滞在できる制度が用意されています。預金の預託や家賃の前払いなどが求められるケースもありますので、早めの確認が肝要です。住居、通学手段、日本人同士のネットワーク、医療体制など、生活インフラの準備も並行して行いましょう。
まとめ
最後に、学校選びで重要なのは、「日本人が多いかどうか」ではなく、お子様にとって本当に合う環境を選ぶことです。日本人が少ない環境で飛躍的に成長する子もいれば、仲間がいた方が安心して実力を発揮できる子もいます。どちらが正しいというものではなく、あくまでお子様の性格や今後の目標と向き合いながら、最適な環境を見つけてあげてください。
今回ご紹介した学校はいずれも実績ある優良校です。どの学校においても、グローバル都市ドバイならではの貴重な学びと経験が得られることでしょう。しっかりとした準備と柔軟な心構えで、ぜひお子様とご家族にとって最適な選択をされることを願っています。お子様のためにも、まずはアルファのようなプロにご相談いただき、十分な情報と適切なサポートで最適な学校への進学を目指しましょう!まずは無料相談から!
ボーディング/ジュニアボーディング、インター合格はアルファに相談だ!
アルファ・アドバイザーズでは、過去17年間にわたり、アンドーバー、エクセター、ホッチキス、ローレンスビル、チョートローズマリーホールなどの米国名門ボーディングスクール(テンスクール)やトップ海外大学・超難関大学へ、数多くの方を輩出してきました。現在は、米国ボーディングスクールへの進学を目指す生徒の皆さまを対象に、「アルファ個別指導」「アルファ特訓」を提供し、出願戦略からエッセイ・推薦状・インタビュー対策、奨学金獲得まで、一貫したサポートを行っています。また、大学生向けには「海外大学院進学」「交換留学・海外大学編入サポート」など、長期的なキャリア戦略まで見据えた支援を実施。アルファ独自の合格ノウハウと徹底的な個別指導により、あなたの海外大学留学を最短ルートで成功へ導きます!ボーディングスクール留学やその先の海外大学進学を本気で考えるなら、まずは「留学戦略アドバイザリー」(48,000円、割引あり)で、代表のTJ(住友商事→シカゴ大学MBA→ゴールドマン・サックス投資銀行部門)と今後の留学戦略についてディスカッションし、具体的な戦略を策定しましょう。
お子様の留学成功とグローバルキャリア構築を、私たちが全力でサポートします!
ご相談はこちらから!
大変ご相談が多いのでお早めに!自分で動いてしまって、「もっと早く相談すればよかった...」の声が後を絶ちません。
学校の先生も予備校の先生も、親も知らないキャリアを知っているアルファだからこそのアドバイスを体感ください。
https://www.alpha-academy.com/
1. アルファ個別指導はまず無料相談から!
あなたの状況や、ご相談を無料相談チャットまで!
無料相談はこちらから!> 無料相談
2. 無料相談チャットであなたの状況を伺い、事務局からオススメ個別指導ご案内!
受講割引や、アルファノートの視聴無料特典もあります!
3. 希望のコースが決まったら個別指導お申込みが可能です。
すべてお申し込みはオンラインで完結します。
【プログラム概要】アルファ・アドバイザーズのプログラム及びアドバイザリー料金プラン概要について(FAQ)>https://www.alpha-academy.com/dojos/341
4. 個別指導開始!
アドバイザーとのキックオフミーティング!
キックオフのあとは個別指導チャットで質問、24時間何でも相談できる!
最強アドバイザーが目標達成に向けて伴走!毎週の週報で常にアドバイザーもあなたの状況を把握し、最適なアドバイスをくれます!
キックオフのご感想はこちらから!
>https://www.alpha-academy.com/courses/4/topics?topic_type=News
あなたも圧勝して人に誇れる人生を送りましょう!
無料相談はこちらから!> 無料相談
【就活サポート纏め】三菱商事・三井物産、ゴールドマン、マッキンゼー、ブラックロック、P&G等トップ企業内定のための就活ノウハウ・ゼミ・個別指導一覧!
【MBA合格サポート纏め!】ハーバード・スタンフォード・LBS・INSEAD・HKUST・NUS等トップMBA・海外大学院圧勝合格のためのノウハウ・ゼミ・個別指導一覧
【転職サポート纏め】三菱商事・マッキンゼー・ゴールドマンサックス等圧勝転職イベント・個別指導一覧!!トップ企業転職ノウハウ伝授!
【必見】アルファ・アドバイザーズのYOUTUBEゼミを今すぐチェック&フォロー
アルファ・アドバイザーズの個別アドバイザリーにご興味ある人は、今すぐ無料相談・お問合せ!
無料相談はこちらから!> 無料相談
あなたも圧勝して人に誇れる最高の人生を送りましょう!