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【スイスの名門ボーディングスクールトップ10】Institut Le RoseyやAiglon Collegeなど名門校のカリキュラム、学校の特徴、大学進学実績、学費、奨学金制度を徹底解説!
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スイスの名門ボーディングスクール10選
こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです!
最近は保護者の方々からボーディングスクール出願についてのご相談がかなり増えてきております。先日は米国のボーディングスクールについて解説しましたが、今回は米国と並んで教育水準が高く、トップクラスの教育を提供しているスイスのボーディングスクールをご紹介します。詳しくはこちらの記事もご確認ください!
スイスには世界的に評価の高い英語で授業を行うボーディングスクールが多数あります。その中でも特に大学進学実績が豊富で名門とされる10校を厳選し、それぞれの概要、進学実績、特徴、学費・奨学金制度についてご紹介します。また、米国とスイスでは教育システムや特徴が異なりますので、学校選びはお子様の性格や将来の希望に合わせて慎重に行うことが重要です。ぜひ本記事を通じて、スイスのボーディングスクールに関する情報を深く理解し、お子様に最適な学校選びにお役立てください。
スイスのボーディングスクールは、教育の質が高いだけでなく、グローバルなネットワークや安全で充実した生活環境も魅力のひとつです。これから紹介するスイスの名門ボーディングスクール10校を参考に、最適な学校選びをサポートできればと思います。
ボーディングスクールやお子様の教育ご相談はぜひアルファまでお問い合わせください!ご状況に応じてベストな学校をご提供できればと思いますし、学費が気になる方はシンガポール、マレーシア、カナダなどの学校もお勧めです。様々な可能性をご提供できると思いますので、まずはお気軽に無料相談から始めましょう!
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1. Institut Le Rosey(ル・ロゼ)
学校概要
Institut Le Roseyは1880年に創立されたスイス最古級の寄宿学校で、レマン湖畔ロールに本校キャンパスを構えています。また、冬季にはベルン州グスタードに移動するユニークな二重キャンパス制が特徴です。この学校では、フランス語と英語のバイリンガル教育を提供しており、最終学年では国際バカロレア(IB)またはフランスのバカロレアを取得することができます。世界各国から生徒を受け入れており、その社交界的な伝統から「キングス・スクール」とも称されています。
名門大学への進学実績
近年、Institut Le Roseyは学業重視の方針を強化しており、IB・仏バカロレアの双方で成績向上を実現しています。毎年ではありませんが、オックスフォードやケンブリッジといったオックスブリッジ、ハーバードやスタンフォードといった米名門大学への進学者を輩出しています。伝統的にアイビー・リーグや英国G5大学群への進学実績が豊富であり、一部の卒業生は芸術・音楽大学やスイスならではのホテル経営大学(例:ローザンヌのEHL)に進学することもあります。
特徴・おすすめポイント
Institut Le Roseyは、世界58か国以上から生徒が集まり、各国の生徒割合は10%以下に制限されるなど、非常に国際色豊かな環境です。王侯貴族や著名人の子弟が多数在籍し、人脈形成の場としても伝統があります。入学試験や在校生の学力レベルは非常に高く、優秀な教師陣(欧米の名門大学出身者が多数)による少人数指導が行われています。広大なキャンパスには乗馬場やセーリングセンター、冬季用のスキー施設など、スポーツや人教育を重視した施設も整っています。
学費と奨学金制度
Institut Le Roseyは世界で最も学費の高い学校の一つであり、年間の全寮制費用は約CHF 12万5千(約2000万円)にも達します。この額には授業料や寄宿費が含まれていますが、スポーツ遠征などの追加費用は含まれていません。奨学金制度については、同校の「ローゼー財団」が支援枠を提供しており、成績優秀や「特に顕著な資質」を持つ生徒に対して奨学金を提供しています。ただし、この奨学金は学校自体が直接提供するものではなく、財団を通じて選考されるため、採用数は限られており、基本的には自費での通学が前提となります。
2. Institut auf dem Rosenberg(インスティテュート・オーフ・デム・ローゼンベルク)
◯学校概要
Institut auf dem Rosenbergは1889年に創立されたスイス東部ザンクトガレン郊外(コンスタンス湖近く)に位置する寄宿学校で、130年以上の歴史を誇ります。現在、全校生徒数は約280名で、60か国から生徒が集まる国際的かつアットホームな規模です。創立者はウルリッヒ・シュミット博士で、第二次大戦後から学校の発展が始まりました。教育課程は非常に幅広く、イギリス式のIGCSE・Aレベル、アメリカ式のAP、国際バカロレア(IB)、ドイツ語IBなど、8種類の卒業資格プログラムを選択でき、開講されるコースは100以上、教授言語も32言語に及びます。
◯名門大学への進学実績
Institut auf dem Rosenbergは「世界で最も高額な学校」とも称される超高級校ですが、その学術水準の高さでも知られています。2024年の卒業生の平均成績は、IBで38点(45点満点中)に達し、IGCSEやAレベルでも平均がA*–Aという非常に優秀な成績を収めました。通常、高得点を取得したIB卒業生はオックスフォード、ケンブリッジといった名門大学に幅広く合格しており、卒業生は世界中の一流大学に進学しています。豊富な課外活動と個別指導を通じて、生徒一人ひとりに適した進路サポートが行われています。
◯特徴・おすすめポイント
この学校の最大の特徴は、徹底した個別化教育です。通常の教科課程に加え、本校独自の「ローゼンベルク・インターナショナル・カリキュラム(RIC)」が提供されており、MIT(マサチューセッツ工科大学)など外部機関と連携した最先端のプロジェクト型学習プログラムを実施しています。各生徒には専門の「個人開発プラン(IDP)コーチ」が付き、政治外交、投資戦略、バイオテクノロジー、ロボット工学など100以上の専門コースから個人に最適なカリキュラムをデザインします。このような恵まれた環境で、生徒は創造性と起業家精神を養う教育方針を徹底的に学びます。キャンパスは広大な私有公園内にあり、美しい自然環境と充実した施設の中で、安全かつ快適に生活することができます。
◯学費と奨学金制度
その充実した教育環境ゆえ、Institut auf dem Rosenbergの年間費用は世界最高水準に達します。年間の授業料・寮費は基礎費用だけで約CHF 57,000となり、活動等の追加費用を含めると総額は約USD 17万5千(約2500万円)に達します。基本的に裕福な家庭の子弟を対象とした学校であり、奨学金制度については公式に公表されている情報はほとんどありません。経済的支援よりも少人数制や手厚いリソース提供に重点を置いているため、入学には相応の費用負担を覚悟する必要があります。
3. Aiglon College(エイグロン・カレッジ)
◯学校概要
Aiglon Collegeは1949年に英国人教育者ジョン・C・コーレットによって創設され、ローザンヌから東へ約58km、アルプスの高地リゾートであるヴィラール=シュル=オロンの村(標高約1,200m)にキャンパスを構えています。創立者がかつて英国のゴードン校で教鞭を執った経験を活かし、「心・体・精神のバランスある成長」を理念に掲げた独自の教育哲学で知られています。カリキュラムは英国式と国際式を融合させており、中等部ではIGCSE、高等部では国際バカロレア(IB)ディプロマを中心とした課程を提供しています。現在は男女共学の全寮制で、世界中から約400名の生徒が学んでいます。
◯名門大学への進学実績
Aiglon Collegeの卒業生は世界中の大学に進学しており、特にイギリスやアメリカの有名大学への合格者が多い傾向があります。IBの平均得点は毎年世界平均を上回っており、オックスフォード、インペリアル・カレッジ、ハーバード、スタンフォードなどへの進学実績も豊富です。専任の進路指導部があり、生徒の学習・生活全般をサポートしています。
◯特徴・おすすめポイント
Aiglon Collegeの特徴は、アルプス山麓の大自然を舞台にした全人教育にあります。コーレット創設者の理念を受け継ぎ、学問だけでなくアウトドア活動(エクスカーションや瞑想)もカリキュラムに組み込んでおり、生徒は年間を通じてスキー遠征や登山などに参加し、心身の鍛錬とリーダーシップを培います。全寮制の共同生活では、英国パブリックスクールの伝統も息づき、ハウス対抗行事や奉仕活動を通じて人格形成が重視されます。多国籍なコミュニティの中で寛容と自立を学べる点も大きな魅力です。
◯学費と奨学金制度
Aiglon Collegeの年間学費は学年によって異なりますが、おおよそCHF 100,000前後(約1750万円)と高額です。Aiglonは営利を目的としない学校法人として運営されており、寄付や基金による奨学金制度も用意されています。成績優秀で経済的支援を必要とする学生には、一部授業料免除などの支援が検討されます。また、夏季休暇中のサマースクール(短期留学プログラム)も人気で、将来的に正規入学する生徒が奨学金を得る足掛かりとするケースもあります。
4. Collège Alpin International Beau Soleil
◯学校概要
Collège Alpin International Beau Soleilは1910年に創立され、ヴォー州ヴィラール=シュル=オロンにキャンパスを構える伝統的な全寮制インターナショナルスクールです。標高約1,350mのアルプス高地に位置し、美しい山岳風景に囲まれています。11~18歳の生徒を対象に、50ヶ国以上から生徒が集まり、教授言語は英語が中心です。現在は英国系教育グループNord Anglia Educationの傘下で運営されており、カリキュラムはIGCSEと国際バカロレア(IB)ディプロマを軸に、多言語教育(英語・フランス語)を行っています。
◯名門大学への進学実績
IBディプロマ課程の成果が高く、卒業生の多くが世界の一流大学に進学しています。毎年公表される進学先リストには、オックスフォード大学やキングス・カレッジ・ロンドン、コーネル大学やシカゴ大学といった英米の名門校が含まれます。また、スイスを含むヨーロッパの大学(ETHチューリッヒ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス等)への進学者もいます。卒業生は学問のみならずスポーツ・芸術分野でも活躍しており、例えば元F1レーサーのジャック・ヴィルヌーヴを輩出したことでも知られています。
◯特徴・おすすめポイント
Collège Alpin International Beau Soleilは、設備と教育の質が非常に高いことで知られ、キャンパスには最新の理科実験施設や芸術センター、乗馬施設などが完備されています。生徒は勉学とともに多彩な課外活動を享受でき、少規模校ゆえに教職員と生徒の距離が近く、家族的なコミュニティの中で個々の才能を伸ばすことができます。冬にはスキーや登山など季節ごとの特色行事があり、冒険心と社会貢献を育む教育が実践されています。フランス語圏に位置していますが、校内公用語は英語で、第二言語としてフランス語習得も奨励されています。
◯学費と奨学金制度
年間学費はCHF 90,000台(約1,300万円)と非常に高額で、付帯費用を含めるとさらに高額になります。基本的に富裕層家庭向けの学校ですが、Nord Angliaグループによるグローバル奨学金プログラムがあり、卓越した才能を持つ生徒に対して学費一部免除の機会が提供される場合があります。奨学金の提供は全体のごく一部であり、大多数の生徒は全額自費で通っています。寮費・食費・教材費等も含め高額になるため、入学にあたっては十分な資金計画が必要です。
5. Lyceum Alpinum Zuoz(リセ・アルピヌム・ツオーツ)
◯学校概要
Lyceum Alpinum Zuozは1904年に創立され、グラウビュンデン州の高級リゾート地サンモリッツ近郊、標高1,750mのツオーズ村に広大なキャンパスを構える老舗のボーディングスクールです。生徒数は約300名で、30か国以上から学生が集まっています。11歳から18歳までを受け入れ、ドイツ語・英語のバイリンガル環境が特徴です。提供される課程は非常に幅広く、スイスの大学入学資格であるマチュラ(ドイツ語/バイリンガル)、ドイツのアビトゥーア、そして英語での国際バカロレア(IB)ディプロマを選択できます。伝統に根ざした教育と国際カリキュラムを両立させた学校として高い評価を得ています。
◯名門大学への進学実績
Lyceum Alpinum Zuozの卒業生は、スイス国内外の大学に進学しています。特にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)やローザンヌ校(EPFL)などの理工系トップ大学や、ドイツや英国の名門大学への進学者が多い傾向があります。工学系を志望する生徒は、ドイツ語のアビトゥーア課程を経てミュンヘン工科大学などに進学し、国際課程の生徒はIBを活かしてオックスフォード、LSE、またはアイビーリーグなどの大学に進学するケースもあります。小規模校ながらスポーツ推薦などで米名門大学に進む生徒もおり、世界各国に広がる卒業生ネットワーク(Zuoz Clubには42か国2,200名以上の同窓生)が進路支援に寄与しています。
◯特徴・おすすめポイント
Lyceum Alpinum Zuozは、“ツオーツ精神”と呼ばれる校風で有名です。この校風は全人格教育と団結を重んじる伝統が根付いており、寮生活では学年縦割りのハウス制が取り入れられています。キャンパスにはアイスホッケーリンクやスキー場へのアクセスがあり、冬季スポーツが盛んです。さらに、学内には劇場もあり、英語・ドイツ語の両方で演劇活動が行われています。授業は少人数制で、教師は生徒一人ひとりに目が届くよう工夫されており、アルプスの澄んだ空気の中で、健康的な環境で学ぶことができます。伝統とモダンが融合した教育スタイルが魅力です。
◯学費と奨学金制度
Lyceum Alpinum Zuozの年間学費は約CHF 70,000~80,000(約1,000万~1,200万円)程度と推定されます。学年や選択課程によって変動があります。老舗校として一定の奨学基金もあり、成績優秀な生徒やスイス人学生向けに一部奨学金が提供される場合があります。特に地元出身で優秀な生徒には学費減免の制度があるほか、スポーツや音楽で顕著な才能を示す学生にはスポンサーによる支援が検討されることもあります。しかし、奨学金枠は限られており、基本的には私費での負担を前提に計画する必要があります。
6. Collège du Léman(コレージュ・デュ・レマン)
◯学校概要
Collège du Lémanは1960年にフランシス・クリヴァズにより創立され、ジュネーブ郊外のレマン湖右岸、ヴェルソワにキャンパスを構える寄宿学校です。フランス国境にも近いこの環境は、国際ビジネスマンや外交官の子弟を多く受け入れてきた歴史があります。現在はNord Anglia Educationグループの一員として、約1900名の生徒が在籍しています(うちボーディングの生徒は数百名規模)。カリキュラムは幅広く、国際バカロレア(IB)、フランスのバカロレア、アメリカ型高校卒業資格など、多様な卒業資格取得が可能です。
◯名門大学への進学実績
Collège du Lémanは大規模校であるため、毎年多くの卒業生が世界各地の大学に進学しています。卒業生の進学先には、ハーバード大学やMIT、コロンビア大学といった米国有名大学から、オックスフォード大学やエコール・オテリェール(EHL)などの欧州の名門校まで幅広く含まれています。特にIBコースの上位成績者は英米のトップ大学に、フランス語圏バカロレアの生徒はパリ政治学院(シアンスポ)などのフランスの名門大学に進学することが目立ちます。また、スイスの名門大学(ジュネーブ大学、ETHなど)に進む生徒もおり、100か国以上の多国籍な生徒がそれぞれの志望に合わせた進路を実現しています。
◯特徴・おすすめポイント
Collège du Lémanの強みは、インターナショナルスクールとしての総合力です。キャンパス内には幼少部から高校までが揃い、施設も近代的で充実しています。広大なキャンパスには複数の学生寮とヴィラ(寄宿舎)があり、寮ごとにハウスファミリーが配置されており、安全な環境が確保されています。週末にはジュネーブ市内や近隣のフランスへ校外活動に出かけることが多く、語学習得の機会も豊富です。さらに、美術、音楽、科学、スポーツなどのプログラムが非常に広く、大規模校ならではの多彩な教育が提供されています。
◯学費と奨学金制度
Collège du Lémanのボーディングの年間費用は概ねCHF 80,000前後(約1,100万円)です。学年が上がるほど限定的になりますが、Nord Anglia独自の奨学金プログラムがあり、学業、芸術、スポーツで卓越した才能を示す高校生に対して学費一部免除が与えられることがあります。また、在校生の兄弟姉妹が入学する場合の割引制度や、一括前払いによるディスカウント制度も提供されています。しかし、ジュネーブという土地柄や充実した教育サービス相応の費用が掛かるため、留意が必要です。
7. The American School in Switzerland (TASIS)
◯学校概要
TASISは1956年に創立され、南スイスのティチーノ州ルガーノ近郊のモンタニョーにキャンパスを構えるアメリカ式のボーディングスクールです。創立者M.クリスト・フレミングは「グローバル時代の米国教育」を理念に掲げ、欧州における米式リベラルアーツ教育の先駆けとして学校を開設しました。現在、幼稚園から高校までの教育を提供し、高校課程ではアメリカの高校卒業ディプロマに加え、AP(Advanced Placement)コースおよびIBディプロマも選択肢として提供されています。生徒の約半数がボーディングで、60以上の国籍が集まる多文化コミュニティです。
◯名門大学への進学実績
TASISは強い進学実績が特徴で、毎年多数の卒業生がアイビーリーグ(コーネル大学、ペンシルベニア大学)やスタンフォード大学、MITなどの米国トップ校に合格します。また、英国の名門大学(オックスフォード、UCL等)やスイスのETH、イタリアのボッコーニ大学など、世界中の大学への進学者を輩出しています。TASISではAP試験やSAT対策も充実しており、上位生は高校在学中に大学レベルの単位を取得できるAP科目を複数履修します。大学進学カウンセラーが常駐しており、生徒一人ひとりの志望に合わせた受験戦略指導を行うことで、高い合格率を実現しています。
◯特徴・おすすめポイント
TASISは「学問・芸術・サービス」のバランスを重視する教育で知られます。美しい17世紀のヴィラを利用したキャンパスには、劇場やスポーツセンターがあり、芸術教育やボランティア活動(サービスラーニング)がカリキュラムに組み込まれています。また、ヨーロッパ各地へのフィールドトリップ(週末旅行やスプリング旅行)も定期的に実施され、国際理解を深める機会が豊富です。学校公用語は英語ですが、スイスイタリア語圏に位置しているため、イタリア語やフランス語の習得機会にも恵まれます。四季を通じて行われるイベントもあり、全体で学生の成長を見守る温かな校風が魅力です。
◯学費と奨学金制度
TASISの年間ボーディング費用はおおよそCHF 80,000程度(約1,100万円)です。TASISは一部にニーズブラインド奨学金や経済援助を設けており、成績優秀で経済的に支援を必要とする生徒に対して援助が提供されます。また、創立者の名を冠した奨学金基金もあり、将来的に社会貢献が期待できる生徒に対して支援が行われています。ただし、競争は激しく、奨学金の獲得は容易ではありません。通常、入学手続き時にデポジットや各種活動費が別途必要となり、総額では想定以上に費用が掛かる点に留意する必要があります。
8. Leysin American School(レザン・アメリカン・スクール)
◯学校概要
Leysin American Schoolは、シグリッド&フレッド・オット夫妻によって創立された共学の学校で、場所はヴォー州レザン村(標高1,260m)の山上にあり、眺望に優れた安全な環境です。現在、約340名の生徒が在籍しており、その出身国は50ヶ国以上に及びます。教育課程は米国型の高校卒業ディプロマを基本としつつ、上級生には国際バカロレア(IB)ディプロマも選択肢として提供しています。創立者一族が現在も経営と校長職を務めており、アットホームな雰囲気が特徴です。
◯名門大学への進学実績
Leysin American Schoolは少人数制ながら、卒業生は多方面で優れた進学実績を残しています。アイビーリーグやリベラルアーツ・カレッジなど、米国有名大学への進学者が多く、また英国トップ大学(オックスブリッジやロンドン大学群)への合格者も毎年出ています。特にIBディプロマを取得した生徒は、オファーを受けるケースが多いです。国際色豊かなネットワークを活かし、在校中から海外大学訪問プログラムや卒業生メンター制度などによって進路情報を収集できる環境が整っています。ホスピタリティ分野に興味を持つ生徒がローザンヌのEHLに進学することもあります。
◯特徴・おすすめポイント
Leysin American Schoolは、スイスアルプスの爽やかな環境でアメリカンスタイルの教育を受けられる点が魅力です。アットホームな雰囲気の中、教職員が「寄宿舎の親代わり」として生活面をきめ細かくサポートします。全生徒にiPadを配布する先進的なIT教育や、モデル国連(MUN)などの国際交流活動も盛んです。ウィンタースポーツやアウトドア教育にも力を入れており、スキー・スノーボードプログラムは正課に組み込まれています。芸術面では音楽やビジュアルアートにおいて質の高い指導が行われ、毎年ミュージカル公演も実施されています。寮生活、学業、課外活動のバランスが良く、生徒の自己探求とコミュニティ意識を育む校風です。
◯学費と奨学金制度
Leysin American Schoolの年間学費はCHF 80,000程度(約1,100万円)で、他のトップ寄宿学校と同水準です。経営母体が家族財団であるため、奨学金や経済援助にも力を入れています。成績優秀かつ経済的支援が必要な学生には、審査の上で一部奨学金が授与されることがあります。また、音楽やスポーツで優れた才能がある応募者に対して、特別奨学生として受け入れるケースもあります。入学希望者は奨学金申請の際にエッセイや推薦状の提出が必要で、選抜は競争的です。学費以外に寮の保証金や制服代なども別途発生しますが、費用に見合う体験が得られるとの評価が高いです。
9. Institut Montana Zugerberg(インスティテュート・モンタナ・ツガーベルク)
◯学校概要
Institut Montana Zugerbergは1926年に開校され、チューリッヒ近郊のツーク州、標高1,000m級のツガーベルク山上にキャンパスを構える国際寄宿学校です。創立者のマックス・フスマン博士は「国際的な教育が欧州の平和に寄与する」との信念を掲げ、第一次大戦後の欧州に国際学校を設立しました。現在、男女共学で約380名の生徒が在籍しており、55を超える国籍が集まっています。教育課程は小学校から高校まであり、小中学ではスイスの公教育カリキュラム(ドイツ語)に準拠し、高校ではスイスのマチュラと国際バカロレア(IB)の両プログラムを提供しています。
◯名門大学への進学実績
IBディプロマ課程の卒業生は、世界各国の大学で成功しており、スイス連邦工科大学チューリッヒ校や英国オックスフォード大学、米国UCバークレー校などへの進学例があります。スイスマチュラ課程を修了した生徒は、スイス国内の名門大学(チューリッヒ大学、サンクトガレン大学など)へ進学するケースが多いです。また、ドイツの名門大学(ミュンヘン工科大学など)への進学実績もあります。第二次大戦中に激減した在校生数を乗り越え、1990年代半ばには経営危機を同窓生が支援して克服した歴史を持ち、その強固な同窓ネットワークが進路面でも活用されています。卒業生は国際機関や実業界で活躍しており、学校の平和理念を体現しています。
◯特徴・おすすめポイント
Institut Montana Zugerbergはスイスならではのマルチリンガル教育環境が魅力です。キャンパス内では英語とドイツ語が日常的に使われており、生徒は卒業までに両言語に堪能になる例が多いです。周囲の自然環境も恵まれており、時にはクマや鹿に出会うこともあります。クラス人数は最大15名に抑えられ、個別ケアが行き届いた授業が展開されます。創立当初からの理念である国際理解と平和は現在も受け継がれており、毎年生徒主催の「モンタナMUN(模擬国連)」や多文化祭が開催されています。スポーツ・芸術活動も充実しており、スイスらしいスキー遠足や湖でのセーリングなども体験できます。
◯学費と奨学金制度
Institut Montana Zugerbergの年間学費はCHF 70,000台(約1,000万円強)が目安です。運営組織は非営利財団のため、一部に奨学基金(Max Husmann Foundationなど)が存在し、経済的支援を必要とする優秀な生徒に奨学金を提供しています。また、1995年の危機時に設立された支援基金も運用されており、現在まで学校の持続性を支えるとともに、奨学支援にも充てられています。奨学金の枠は大きくはありませんが、国際平和への貢献という創立精神に賛同する篤志家からの寄付もあり、比較的多様な背景の学生が集まる要因にもなっています。
10. Brillantmont International School(ブリヤンモン・インターナショナル・スクール)
◯学校概要
Brillantmont International Schoolは1882年に創立され、スイス・ローザンヌ中心部にキャンパスを持つ伝統校です。創立から現在まで同じ家族が5世代にわたり所有・経営している私立校で、生徒数は約150名と小規模でアットホームな雰囲気です。13~18歳を対象に全寮制と通学生を受け入れており、35を超える国籍の生徒が在籍しています。教育課程はすべて英語で行われ、英国式(IGCSEおよびAレベル)と米国式(高等学校卒業ディプロマ)の2系統のプログラムを用意しています。フランス語圏に位置しますが、生徒は全員フランス語を必修としており、地元文化への適応も図っています。
◯名門大学への進学実績
Brillantmont International Schoolは卒業生の100%が高等教育に進学すると公称しており、毎年イギリスやアメリカの大学への進学者が多数を占めます。小規模校ながら手厚い進学指導により、インペリアル・カレッジやUCL、コーネル大学やUCLAなど難関校への合格者もいます。特にAレベルで優秀な成績を収めた生徒は英国名門大学からオファーを得やすく、米国大学志望者にはSAT/ACT対策やAP試験受験もサポートしています。音楽・芸術系に才能を示す卒業生が名門芸術大学に進む例や、国際色豊かな環境を評価されてホテル経営大学(EHL)に進学する例もあります。少人数ゆえ進路相談は学生一人ひとりにきめ細かく行われ、志望大学の要件に合わせた個別プランでサポートしています。
◯特徴・おすすめポイント
Brillantmont International Schoolは、クラス平均15名という徹底した少人数教育で、生徒の潜在能力を最大限に引き出します。教員は各自の専門科目に精通し、必要に応じて補習やマンツーマン指導も行われます。学校全体が小規模なため、先生と生徒・保護者とのコミュニケーションが密で、ファミリーのような結び付きがあります。市街地に立地しながらキャンパスからレマン湖とアルプスを見渡せる恵まれた景観で、週末にはローザンヌの街を探索する自由も与えられています。課外活動ではテクノロジーの活用に積極的で、プログラミングやロボット工学のクラブ、校内メディア制作も盛んです。また音楽・演劇・美術などの芸術教育にも力を入れ、発表の場を多く設けています。小規模校ならではのきめ細やかなケアと柔軟性がBrillantmontの魅力です。
◯学費と奨学金制度
Brillantmont International Schoolの年間学費はCHF 75,000前後(約1,050万円)で、規模相応に他の大規模名門校よりやや低めに設定されています。ただし、少人数制ゆえ学生一人当たりに掛けるリソースは潤沢で、経営は安定しています。奨学金制度は限定的ですが、学校独自のファンドにより一部奨学生を受け入れる年もあります。特に創立家の教育理念に共感し、ローザンヌ地域に縁のある家庭には、相談次第で学費減免が検討される場合があります。学費には寄宿費・食費も含まれますが、留学生の医療保険や私的経費は別途必要です。総じて費用対効果が高い学校との評価があり、投資に見合う成果が期待できます。
スイスのボーディングスクールに通うメリット
スイスの寄宿学校に留学することには、多くのメリットがあります。費用は確かに高額な学校が多いですが、それに見合うリターンがあるのも事実です。以下にスイスのボーディングスクールならではのメリットを列挙します。
(1) 教育水準の高さ
スイスは教育水準が非常に高く、国際バカロレア(IB)など世界標準の課程を早くから導入してきました。各学校が伝統と最先端教育を融合させ、大学進学だけでなく人間形成にも力を注いでいます。その結果、卒業生の進学実績やキャリア実績が優れており、世界的に高い評価を得ています。
(2) 安全性と生活環境
スイスは治安が非常に良く、政治的にも安定した国です。清潔で整備された環境の中、アルプスの自然に囲まれて学べるため、心身の健やかな発達に適しています。医療水準も高く、万一の際のサポート体制も整っています。寄宿学校では24時間体制で寮監やスタッフが生徒を見守り、安全で規則正しい生活を送れるよう配慮されています。
(3) 国際的ネットワーク形成
スイスのボーディングスクールには世界中から多様なバックグラウンドの生徒が集まります。寮生活を共にする中で異文化理解が深まり、生涯にわたるグローバルな人脈が築けます。卒業生ネットワークも強力で、各界で活躍するOB/OGとの繋がりが将来の大きな財産となります。英語で授業を行う環境に身を置くことで、高度な英語運用能力と多言語コミュニケーション能力が自然と養われる点も利点です。
(4) 豊富な課外活動と人間的成長
アルプスの地形を活かしたウィンタースポーツやハイキング、湖でのセーリングなど、スイスならではの課外活動が体験できます。多くの学校が社会奉仕活動や文化芸術活動を重視しており、勉強だけに偏らないバランスの取れた成長を促します。寄宿生活では自立心や協調性が培われ、規律やマナーを身につける機会にも恵まれます。
まとめ
本日紹介したスイスの名門ボーディングスクールでは、以下のような欧米トップ大学への進学実績があります。トップ大学を目指す上で、ボーディングスクールはベストな選択肢の1つと言えます。
◾️アメリカ
・ハーバード大学
・スタンフォード大学
・マサチューセッツ工科大学(MIT)
・コロンビア大学
・イェール大学
・プリンストン大学
・UCバークレー
・シカゴ大学
・ペンシルバニア大学
◾️イギリス
・オックスフォード大学
・ケンブリッジ大学
・ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)
・インペリアル・カレッジ・ロンドン
・ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)
・キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)
◾️その他のトップスクール
・ETHチューリッヒ(スイス連邦工科大学)
・ローザンヌ大学(UNIL)
・ミュンヘン工科大学(ドイツ)
・フランス国立行政学院(ENA)
・シンガポール国立大学(NUS)
以上のように、スイスのボーディングスクールは、伝統に裏打ちされた質の高いカリキュラムとグローバルな環境で学べる、世界最高峰の教育環境です。各校とも大学進学実績が優秀なだけではなく、大学卒業後の就職活動でも高評価を得て、トップ企業に内定していく人が多いです。これは単に学歴が高い、英語が話せるといった表面的なスキルだけではなく、ボーディングスクールでの学びを通じた人間性、リーダーシップ能力、コミュニケーション能力などの言語/非言語能力の成長があるからです。安全で豊かな自然環境の中、グローバルなネットワークを築きながら自己成長できるスイスのボーディングスクールは、得難い学びと経験を提供してくれます。
お子様をグローバルな人材に育てるために、スイスをはじめとするボーディングスクールへの進学をお考えの保護者の方は、ぜひアルファにご相談ください。アルファではお子様の教育相談やボーディング・海外高校への留学はもちろん、海外大学や大学院留学、卒業後の就活まで全力でサポートしています。
合格実績も豊富で、今日紹介したスイスのボーディングスクールはもちろん、アメリカやカナダ、シンガポール、マレーシア、オーストラリアなど、世界中の学校に合格者を輩出しています。まずは「留学戦略アドバイザリー」で、これからの方針や今後の教育方針などからお気軽にご相談いただければと思います!
ボーディングスクール合格はアルファに相談だ!
アルファ・アドバイザーズでは、過去17年間にわたり、アンドーバー、エクセター、ホッチキス、ローレンスビル、チョートローズマリーホールなどの米国名門ボーディングスクール(テンスクール)やトップ海外大学・超難関大学へ、数多くの方を輩出してきました。現在は、米国ボーディングスクールへの進学を目指す生徒の皆さまを対象に、「アルファ個別指導」「アルファ特訓」を提供し、出願戦略からエッセイ・推薦状・インタビュー対策、奨学金獲得まで、一貫したサポートを行っています。
また、大学生向けには「海外大学院進学」「交換留学・海外大学編入サポート」など、長期的なキャリア戦略まで見据えた支援を実施。アルファ独自の合格ノウハウと徹底的な個別指導により、あなたの海外大学留学を最短ルートで成功へ導きます!ボーディングスクール留学やその先の海外大学進学を本気で考えるなら、まずは「留学戦略アドバイザリー」(48,000円、割引あり)で、代表のTJ(住友商事→シカゴ大学MBA→ゴールドマン・サックス投資銀行部門)と今後の留学戦略についてディスカッションし、具体的な戦略を策定しましょう。
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