【米国10スクール】進学実績、授業料・奨学金、出願戦略、各学校の特徴を徹底解説!トップボーディング/テンスクールへの進学を目指す方は今すぐアルファに相談だ!

米国トップボーディングスクール「テンスクール」とは?

こんにちは!アルファ代表TJです。最近は保護者の方々から米国ボーディングスクール出願についてのご相談がかなり増えてきております。ボーディングスクールは本当に各学校異なるキャラクターと強みがあり、お子様の性格や学力、学びたいことにビシッとフィットした学校にいかれるべきなのです。なので今日は米国ボーディングのトップ10といわれる「10スクール」についてご紹介いたします。全て素晴らしい学校ですし、キャンパスビジットツアーもアレンジ可能ですのでご興味のある方は早めにアルファにご相談頂ければ幸いです!

米国には「Ten Schools Admission Organization (TSAO)」として知られるトップレベルの寄宿制高校グループ、通称「テンスクール」があります。
この10校について所在地から教育理念、入学難易度、学費・奨学金、寄宿舎生活、課外活動、卒業生の進路に至るまで最新情報をまとめます。

1. Choate Rosemary Hall(チョート・ローズマリー・ホール)

  • 所在地: コネチカット州ウォーリングフォードにキャンパスを構えます。ニューヘイブンとハートフォードの中間に位置し、約450エーカーの緑豊かな環境です。

  • 教育の特徴: 1890年創立の伝統校で、男女共学のカレッジプレップ校です。モットーは「Fidelitas et Integritas(忠誠と誠実)」で、伝統を重んじつつ生徒一人ひとりの才能と情熱を伸ばす校風があります。文武両道の教育を掲げ、ハイレベルな大学 preparatory カリキュラムを提供しています。特に科学・環境教育に特色があり、キャンパス内に最先端のコーラー環境センターを設置して環境科学の実践的学習を推進しています。同センターではEnvironmental Immersion Program(環境イマージョンプログラム)と呼ばれる1年間の全寮制課程を設け、5年生・6年生(高校2~3年生)が環境問題の研究に没頭できるユニークな機会を提供しています。全体としてリベラルアーツ教育に力を入れつつ、生徒の自主性・創造性を育む先進的プログラムが豊富です。学業は非常に厳しく、競争的な雰囲気の中で互いに高め合う文化があり、課題も多くハードですがそのぶん学力が飛躍的に伸びる環境です。

  • 入学条件: 合格率は約16%と難関で、毎年世界中から応募があります。SSATまたはISEEスコア、推薦状(英語・数学教員および校長など)、エッセイ、課外活動歴など多面的に評価されます。TOEFLなど英語力証明も留学生には求められます。チョートは才能ある生徒を幅広く受け入れる方針で、多彩なバックグラウンドの学生でコミュニティを構成しています。留学生比率も約15~20%あり国際色豊かです。

  • 学費や奨学金: 全寮生の年間授業料は約69,370ドル、通学生は約53,410ドルです(2025年度)。経済的援助も充実しており、生徒の約40%前後がニーズに応じた奨学金を受給しています。特に優秀な学生にはメリット奨学金も用意され、才能ある生徒の入学を経済面で支援しています。公式にはニード・ブラインドまでは謳っていませんが、可能な限り門戸を開く姿勢です。

  • 寄宿舎の環境: 全校生徒約860名中、約75%が寮生です。大小さまざまな寄宿寮が20棟以上あり、生徒は学年縦割りで生活します。各寮には上級生のプレフェクト(寮長生徒)が任命され、新入生のメンター役となって面倒を見る伝統があります。教員も寮に居住し、学業や生活の相談相手になっています。食堂はホグワーツの大広間のようだとも言われ、生徒にとって「第二の家」と感じられる温かなコミュニティです。キャンパスの雰囲気は開放的で、学生たちは放課後に芝生でくつろいだり、カフェテリアで友人と語らったりとのびのびとした学生生活を送っています。一方で規律面も大切にされ、夜間点呼や学習時間の管理など寄宿学校らしいきめ細かな指導も行われています。

  • 部活動や課外活動: 課外活動の選択肢は非常に豊富で、クラブフェアでは文化系・学術系・ボランティアなど数十の団体が新入生勧誘を行います。例えばロボット工学クラブや言語雑誌『VOICE』、ジャズバンドからボランティア団体まで、多種多様なクラブが生徒の興味関心を育んでいます。スポーツも盛んで、初心者から上級者まで参加できる幅広いスポーツプログラムを提供しています。チョートは全米屈指の水泳チームやアイスホッケーチームでも有名で、コーチ陣は各分野の専門家が揃います。また演劇やダンスの公演、美術展覧会など芸術活動にも力を入れており、ハリウッド俳優や作家など芸術分野の卒業生も多いです。伝統行事としては毎年秋の「Deerfield Day」(古くからのライバル校Deerfieldとの交流戦&共同イベント)があり、スポーツ競技とともに合同の応援合戦や交流会が行われ学生生活のハイライトとなっています。

  • 卒業生の進路: チョートの卒業生もほぼ全員が大学に進学し、その進学先はアイビーリーグをはじめ名門大学が中心です。例年、イェール大学やコロンビア大学、ブラウン大学などアイビー各校に多数の合格者を出しています。直近5年間では、プリンストン大学に合計13名が進学し、スタンフォード大学にも14名が進学しています。またリベラルアーツ・カレッジではアマースト、ミドルベリー、ウェズリアン大学などへの進学者が多く、州立旗艦大学ではミシガン大学やUCLAなども人気です。政治家や実業家の卒業生も多く、米国第35代大統領ジョン・F・ケネディをはじめ、著名人を輩出してきました。卒業生ネットワークが強く、インターンシップやOB/OGからのメンタリングを受けられる機会も豊富です。

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2. Phillips Academy Andover(アンドーバー)

  • 所在地: マサチューセッツ州アンドーバー(ボストン北郊の町)に位置し、500エーカーの広大なキャンパスを有します。

  • 教育の特徴: 1778年創立の全米最古のボーディングスクールで、「Non Sibi(非自分のために)」を校訓とし、多様な背景の "Youth from every quarter"(あらゆる地域の若者)を受け入れています。リベラルアーツに基づく300以上の科目を提供し、高度な500・600レベルの授業(大学初年度以上の難度に相当)も開講するなど、幅広く高度な学問探求を奨励しています。人格面でも「知識なき善良さは弱く、善良さなき知識は危険」との創立理念のもと、知性と徳性の両立を重んじています。

  • 入学条件: 全米でも有数の難関校で、合格率は約13%と非常に選抜的です。出願にはSSATやISEE(いずれも中学卒業レベルの標準テスト)スコア提出が推奨されますが必須ではなく、エッセイや教員からの推薦状、成績表等の総合評価で選考されます。同校はニード・ブラインド入試(経済力に関係なく能力本位で選考)を実施しており、合格者には100%の経済的ニーズを満たす支援を提供します。実際、約47%の生徒が奨学金等の財政支援を受けています。

  • 学費や奨学金: 2024-25年度の全寮生年間授業料は約73,780ドル、通学生は約57,190ドルです。ただし前述の通り、十分な財政援助制度が整っており、支援額は生徒のニーズに応じ全額給付も可能です。アンドーバーは全米でも珍しく完全ニード・ブラインドを実践する学校の一つとして知られます。

  • 寄宿舎の環境: 全校生徒約1,150名のうち約75%が寮生で、キャンパス内の複数の寄宿舎に教師夫妻(ハウスカウンセラー)が常駐しきめ細かな生活指導を行っています。寮は「クラスター」と呼ばれる5つの小コミュニティに分かれており、縦割りの交流や対抗戦などを通じて緊密な仲間意識を育んでいます。週に一度の全校集会(All-School Meeting)や奉仕活動プログラムも盛んで、生徒の人格形成を支える寄宿舎生活が特徴です。

  • 部活動や課外活動: 21種目・67チームを擁する伝統的なスポーツプログラムがあり、全人教育の一環として多くの生徒が運動部に参加します。音楽・演劇・美術など芸術面の活動も盛んで、年間100以上の公演や展示会が行われます。文化系・学術系クラブも数多く、「ロボティクス」「ディベート」「国際問題研究」「コミュニティサービス」など50以上のクラブが自主運営されています。校風として社会貢献(Non Sibi精神)が重視され、地域と連携したボランティア活動にも多くの生徒が参加しています。

  • 卒業生の進路: 毎年卒業生のほぼ全員が四年制大学に進学し、その進学実績は全米トップクラスです。近年の主な進学先はアイビーリーグ(Harvard, Yale, Princeton等)を含む有名大学がずらりと並びます。歴史的にも米国大統領2名をはじめ著名な卒業生を多数輩出しており、最近の大学合格実績でもハーバード、イェール、コロンビア、シカゴ大学、ペンシルベニア大学などへの合格者数が群を抜いています。特にハーバード大学には毎年複数名が入学しており、進学指導やカレッジカウンセリング体制も充実しています。

3. Phillips Exeter Academy(エクセター)

  • 所在地: ニューハンプシャー州エクセターにあり、ボストンから車で約1時間の場所に位置します。約600エーカーのキャンパスに1100名ほどの生徒が学ぶ寄宿学校です。

  • 教育の特徴: 1781年創立の名門校で、エドワード・ハークネス氏の寄付により生まれた「ハークネス卓方式」による授業で世界的に有名です。12人程度の生徒と教師が楕円形のテーブルを囲み、対話型で学ぶこの手法は生徒主体の討論協働学習を重視するもので、現在エクセターの全ての授業がハークネス方式で行われています。生徒は発言力や批判的思考力を磨き、主体的に学ぶ姿勢を身につけます。また450以上のコースが開講されており、人文学からSTEMまでバランス良く高度な大学 preparatory 教育が提供されています。校訓は"Knowledge and Goodness"(知識と善良さ)で、人間性と知性の両面の成長を理念としています。

  • 入学条件: 合格率は約17%前後とされ、Andoverと並び全米屈指の難関校です。出願締切は毎年1月中旬で、SSATやISEEスコア、推薦状、エッセイなどを総合評価します。エクセターも2020年代に入りNeed-Blind入試を導入しつつあり、経済的背景に関係なく有能な生徒を受け入れる方針です。2025年度からは新たな奨学制度により、年間世帯収入が12万5千ドル未満の米国生徒は授業料無償となる枠組みも発表されました(従来は7万5千ドル未満で全額支給)。約半数の生徒がなんらかの財政支援を受けており、優秀な留学生も多く在籍します。

  • 学費や奨学金: 2024年度時点で寮生の年間授業料は約6万7千ドル($67,315)、通学生は約5万2千ドルです。ただし前述の通り所得に応じて大幅な学費減免があり、エクセターでは家計所得が一定以下の合格者には実質授業料無料を保証しています。この充実した奨学金により、世界中から優秀な学生を集めることに成功しています。

  • 寄宿舎の環境: 約85%の生徒が全寮制で、キャンパス内に20棟以上の寄宿寮があります。エクセターは完全寄宿制(全員が寮生活)の伝統校であり、4年間を通じて共同生活を送る中で強い結束と自己管理能力を養います。各寮には寮監教師が居住し、家族のような温かい雰囲気のもと生活指導が行われます。平日は毎晩チェックインと呼ばれる出席確認と面談時間が設けられ、学習状況や健康面のサポートが徹底されています。多様な文化・出身の生徒が寝食を共にする経験から、国際理解やリーダーシップも自然と育まれます。

  • 部活動や課外活動: エクセターでは生徒の知的好奇心を教室外でも伸ばす環境が整っています。学内にはクラブ・同好会が100以上あり、ディベート、模擬国連、ジャーナリズム、数学サークルから、ジャズバンド、ボランティア団体まで幅広い活動が展開されています。スポーツも50以上の代表チームがあり、伝統のAndover–Exeter戦などライバル校との交流戦も盛んです。演劇や美術にも力を入れており、生徒はキャンパス内の劇場やアートセンターで創作活動に励みます。寮生活・課外活動・正課授業が三位一体となり、生徒の総合的な人間力を育むカリキュラムが実現されています。

  • 卒業生の進路: エクセターの卒業生は毎年、アイビーリーグをはじめ全米トップクラスの大学に多数進学します。その実績は際立っており、例えば直近数年間(2022~2024年)の累計でハーバード大学に33名、イェール大学に33名もの合格・進学者を出しました。他にもマサチューセッツ工科大学(MIT)に27名、プリンストン大学に25名など、常に各大学で最多級の入学者数を送り出しています。こうした実績から「アイビーリーグ養成校」とも称されますが、進学先は多岐にわたり、リベラルアーツ・カレッジから大型州立大学まで生徒の志望に応じた指導が行われています。専属のカレッジカウンセラーが生徒一人ひとりを指導し、例年卒業生のほぼ100%が四年制大学に進学しています。著名な卒業生としてFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグなどが知られ、各界で活躍する人材を輩出しています。

4. Deerfield Academy(ディアフィールド)

  • 所在地: マサチューセッツ州西部のディアフィールド村にあり、歴史的建造物が残る美しい田園地域にキャンパスがあります。ボストンからは車で2時間ほどの場所です。

  • 教育の特徴: 1797年創立の伝統校で、少人数教育とリベラルアーツ重視の方針を掲げています。「人格・学問ともに最高水準を目指す」ことを理念に、厳格なリベラルアーツ・カリキュラムと道徳教育を両立しています。全校生徒約650名とテンスクールの中では比較的小規模で、生徒一人ひとりに目が行き届く環境です。躾(しつけ)とリーダーシップ育成にも力を注ぎ、誠実さ・責任感・敬意といった価値観を日々の学校生活で育みます。キャンパスは四季折々の自然に囲まれ、伝統的なスクールスピリットも強く、校歌や応援歌を全校で歌う場面も多く見られます。カリキュラム面では幅広い選択科目と充実したAP・高度クラスを提供し、加えてグローバルな視野を養うための留学プログラムや環境教育プログラムも用意されています。総じて「質実剛健かつグローバルな紳士淑女の育成」が教育目標と言えます。

  • 入学条件: 合格率は約13~16%程度と推定され、例年非常に高い競争率です。SSATまたはISEE、推薦状、エッセイなどを総合的に評価します。留学生にはTOEFL100点以上、SSAT上位85%以上など高い学力・語学力が求められるとも言われます。近年Deerfieldは多様性にも注力しており、世界各国・全米各地から才能ある生徒を受け入れています。特筆すべきは2024年に発表された新たな経済支援方針で、米国在住で世帯年収15万ドル未満の合格者は授業料を全額免除するという大胆な施策を開始しました。またそれ以上の収入層でも、授業料は年収の10%上限に抑えるなど、中間所得層にも手厚い支援を行っています。これらは優秀な学生を経済状況に関わらず迎え入れる狙いであり、入学選考も能力本位の色合いを強めています。

  • 学費や奨学金: 従来の年間授業料は寮生で約70,900ドル、通学生で約51,000ドルでした。しかし上述のように2024年秋入学以降、合格者の経済状況に応じて最大で授業料全額免除となる新制度が整えられました。実際2024-25年度の公表額は寮生74,440ドルですが、多くの家庭で負担が軽減される見込みです。現在、生徒の約40%が何らかの奨学金を受給しており、寄付金収入を背景に財政援助資源も潤沢です。2024年時点の寄付金総額は推定15億ドル超と言われ、こうした財政力が奨学制度にも反映されています。

  • 寄宿舎の環境: 全校生徒の約90%が寮生活を送ります。ディアフィールドの寄宿舎は18世紀風の伝統的な建物が多く、少人数制の寮で家庭的な雰囲気を大切にしています。各寮に寮監と顧問教員が配置され、生徒の人格面まで含めた包括的なサポートを提供しています。寮生たちは夕食後に自習時間(Study Hall)が設けられ、学業に集中する習慣を身につけます。またディアフィールドでは全校での礼拝(Chapels)や集会の伝統があり、毎週のようにフォーマルな場で生徒と教職員が一堂に会し、学校全体の一体感を醸成しています。豊かな自然環境を活かしたアウトドア活動(ハイキングやリーダーシップ研修)も寮単位で行われ、仲間との深い絆を築く機会となっています。

  • 部活動や課外活動: スポーツは学校文化の中心で、ディアフィールドは長年強豪校として知られます。秋の伝統行事「Choate-Day」では、同じテンスクールのChoate校と全種目で対抗戦を行い、大いに盛り上がります。校内にはプール、アイスホッケーリンク、ボートハウスなど最先端のスポーツ施設が整備されており、30以上の運動部が活動しています。また課外活動も幅広く、学生自治会やディベート部、科学研究会、奉仕クラブなど多彩です。特に地域奉仕はカリキュラムに組み込まれており、生徒は近隣コミュニティでのボランティア活動や環境保全活動に定期的に参加します。芸術面では、オーケストラやジャズバンド、美術クラブがあり、著名アーティストを招いたワークショップも開催されます。全人格教育の一環として、勉学以外の領域でも自己成長できる環境が整っています。

  • 卒業生の進路: 卒業生は全員が四年制大学へ進学し、その多くが全米トップレベルの大学に合格・進学しています。アイビーリーグではハーバード大学、イェール大学、コロンビア大学などに毎年コンスタントに合格者を送り出しており、その他スタンフォード大学やシカゴ大学、MITといった超難関校への進学実績も豊富です。特にディアフィールドは卒業生との結びつきが強く、各界で活躍するOB・OGのネットワークが進学・就職にも寄与しています。豊富な寄付金は卒業生の成功の裏付けとも言われ、寄付総額の大きさは卒業生に成功者が多いことを示すとの指摘もあります。例えばジョーダン国王アブドゥラー2世やロックフェラー財閥の一員など著名卒業生を抱え、彼らの母校としての影響力は今も健在です。進学実績として公開されている最新データでは、ハーバード大学やダートマス大学にそれぞれ毎年数名ずつ、ニューヨーク大学やボストン大学など大都市圏の大学にも多数の入学者が見られます。総じてアイビーを含む難関大への進学率が極めて高く、「ディアフィールドからアイビーへ」は一つのブランドとなっています。

5. The Hotchkiss School(ホッチキス)

  • 所在地: コネチカット州レイクビルに所在し、ニューヨーク市から北へ約2時間半の田園地帯に広大なキャンパスがあります。

  • 教育の特徴: 1891年創立の進学校で、創立当初から「ニューイングランド最高の教育を広く提供する」使命を掲げてきました。リベラルアーツ教育に理数系教育をバランスよく統合している点が特徴です。特にホッチキスはハイレベルな独立研究プログラムや特別課程が充実しています。例えば、人文学分野ではMacLeish Scholars Programという選抜制の課程があり、夏季にイェール大学図書館での古書研究や創作活動を経て、卒業論文(約40ページ)を執筆する機会が与えられます。また社会科学系ではHersey Scholars Programとしてハーバード大学でのアーカイブ調査と一年間の論文執筆を行う課程もあります。理科系ではスタンフォード大学と連携したSTAN-X プログラムがあり、上級生がスタンフォードの研究室と共同でショウジョウバエの遺伝子改良実験を行うなど、大学さながらの高度な研究を経験できます。このように深い探究と創造的学びを重視し、自主性ある研究者タイプの生徒を育成するのがホッチキスの教育哲学です。授業は少人数で討論中心、文章を書く訓練にも力を入れており、在校生・卒業生の書く力には定評があります。モットーは「Guided by each other, let us seek better paths(互いに導かれ、より良き道を求めよ)」で、生徒同士の協働と高みを目指す姿勢を大切にしています。

  • 入学条件: 合格率は年度によりますが約13~18%程度と推定され、テンスクール中でも上位の選抜率です。出願者の平均SSATスコアは上位10%台と非常に高く、求められる学力水準は相当なものです。インタビュー(面接)も重視され、人柄や好奇心、コミュニティへの適応力が見られます。ホッチキスは多様性にも力を入れており、約13%が留学生、40%以上が有色人種の生徒で占められます。経済的支援も拡充しており、学生の約37%が財政援助を受けています。現在、年次予算の約20%が奨学金に割り当てられ、2028年までに在校生の半数に奨学金を給付する目標を掲げています。このように才能ある学生を積極的に募り、選抜する姿勢が窺えます。

  • 学費や奨学金: 2024-25年度の年間授業料は寮生で約71,170ドル、通学生で約60,490ドルです。ホッチキスも寄付金に支えられた厚い奨学金制度があり、支給額の平均は年間62,075ドルにも上ります。特に優秀な学生にはフルスカラーシップ(授業料・寮費全額免除)も提供され、約10%の生徒が全額支給を受けています。このような財政支援により、世界中から多様な学生が集まり切磋琢磨しています。

  • 寄宿舎の環境: 全校生徒約600名のうち約90%が寮生活を送ります。寮制度は学年縦割りで、1年生から4年生(高1~高3+PG)までが同じ建物で生活し、兄弟姉妹のような関係を築きます。ホッチキスは古くから「紳士淑女たれ」という校風で知られ、日常生活でも礼節と品位が重んじられます。週末には上級生が下級生に礼儀作法を教える場面も見られるほどです。もっとも近年はフランクな校風となり、寮では自主性が尊重されています。食事は全員で食堂に集いフォーマルな夕食会を行う日もあり(家族のようなテーブルで先生を交えて着席)、そこで社交性やテーブルマナーを磨く伝統もあります。広大な敷地にはプライベートビーチ(ウォンンサ湖)があり、夏は水泳やボート、冬はアイススケートなど季節ごとの寄宿舎行事が楽しめます。これら寮生活の経験が、生徒に強い帰属意識と一生ものの友情を育んでいます。

  • 部活動や課外活動: ホッチキスは文武両道を地で行く学校であり、運動部・芸術活動・クラブ活動すべてが盛んです。スポーツでは伝統的にイェール大学への進学者が多かった歴史もあり、ボートやラクロス、テニスなど上流社会で人気の競技に強みがあります。現在では30以上のスポーツチームがあり、NEPSACリーグで数々の優勝記録を持ちます。課外クラブは50以上あり、特にディベート部やモデルUN、美術雑誌、ジャーナリズム(校新聞The Hotchkiss Recordは1895年創刊で現存する米国最古の高校新聞)などが伝統校らしい人気クラブです。音楽ではアカペラグループやジャズコンボ、舞台芸術では年に3回の演劇公演とダンス公演があります。さらにグローバル教育にも力を入れ、海外研修プログラムや留学生との交流イベント、語学テーブル(ランチ時に語学練習)なども設けられています。

  • 卒業生の進路: ホッチキス卒業生の大学合格実績も極めて優秀です。直近数年間で見ると、卒業生約175名のうち42名がシカゴ大学、34名がジョージタウン大学、27名がコーネル大学へ進学しています。アイビーリーグではイェール大学に17名、ハーバード大学に10名、プリンストン大学に12名が進学するなど、他のテンスクールにも引けを取らない輝かしい結果を残しています。特にハーバード・イェール・プリンストン(HYP)合格者の割合は毎年上位にランクされます。近年はSTEM分野の名門校(MIT、スタンフォード、カーネギーメロン等)への進学も増加傾向です。こうした進学実績は同校の充実したカレッジカウンセリングとOB・OGネットワークによる支援の賜物でもあります。卒業生には外交官・政治家・著名作家(例えば小説家のフォースターは卒業生)など社会の各界で活躍する人材が多く、歴史的には長くイェール大学への進学者数が突出していたことから"Yale feeder"とも呼ばれたほどでした。現在では進学先の多様化が進んでいますが、それでも依然として全米トップ大学への進学率は極めて高い水準を維持しています。

6. The Lawrenceville School(ローレンスビル)

  • 所在地: ニュージャージー州ローレンスビルに位置し、プリンストン大学からほど近い歴史ある町にあります。首都ワシントンD.C.やニューヨークにもアクセスしやすい東海岸文化圏の中心に立地しています。

  • 教育の特徴: 1810年創立の古い伝統校で、全寮制と日校生が混在する共学校です。ローレンスビルの最大の特色は「ハウス制度」と呼ばれる独特の寮システムです。2年生から全員がいずれかのハウス(寮)に所属し、ハウス対抗の競技会や行事を通じて強い帰属意識とリーダーシップを培います。このハウス制度は英国パブリックスクールの伝統を受け継いだもので、ローレンスビルは米国でいち早く導入しました。さらに1930年代にはフィリップス・エクセターに倣ってハークネス卓方式を採用したことでも知られ、現在でも英語や歴史など人文科学の授業を中心にセミナー形式の討論型授業が行われています。教育理念は「真に優れた人材を育て、その力を世のために尽くさせる」ことで、コラボラティブな学びと高い倫理観の醸成が柱です。教員と生徒の距離が近く、一人ひとりの才能を引き出すメンター制度も充実しています。また全米有数の規模を誇るTsaiフィールドハウスなど最新設備を備え、スポーツ・芸術・課外研究でもトップ水準のプログラムを提供しています。

  • 入学条件: 合格率はおよそ18%前後で、毎年約2000名の応募者から約300名弱が合格します。ローレンスビルは名門ボーディングの中でも受け入れ規模が比較的大きく(全校約820名)多様性を重視するため、学力のみならず人物面・興味関心のユニークさも評価されます。出願にはSSATまたはISEEのスコア提出が必要で、TOEFLも留学生には求められます。面接(対面またはオンライン)は必須で、生徒のコミュニケーション力や人柄が重視されます。経済的支援も充実しており、約3割の生徒が奨学金を受給しています。特に突出した才能を持つ生徒にはメリット奨学金が授与される場合もあります。学内の成績評価は厳格で、上位層の生徒でも油断できない競争環境ですが、その分卒業時には極めて高い学力と自主性が身につきます。

  • 学費や奨学金: 2025年度の授業料は寮生で約79,500ドル、通学生で約65,420ドルとテンスクール中でも最高額水準です。これは学費に全寮制の諸経費(食費・施設費・テクノロジー費など)が含まれているためです。全額自己負担の場合かなり高額ですが、先述のように32%の生徒が平均約5万9千ドルの財政援助を受けており、実際の負担額は家庭ごとに大きく異なります。寄付金残高は約4億5千万ドル(2023年)と報じられており、豊富なリソースで奨学金・教育設備を賄っています。入学後も成績優秀者には学内奨学金のチャンスがあり、努力が報われる制度が整っています。

  • 寄宿舎の環境: ローレンスビルはファミリーボーディングスクールとも呼ばれ、温かな寮生活の伝統があります。全寮生は学年別の「ハウス」に所属し、2年生(10th Grade)以降は全員が10数名規模のハウスで寝食を共にします。各ハウスには教員がハウスマスターとして住み込み、週に一度のハウスミーティングやハウス対抗のスポーツ大会などを通じて、寮生たちは家族のような絆を築きます。新入生全員が同時にハウス入りするため、スタートラインが一緒で仲間意識が強まるメリットがあります。食事は平日にはカフェテリア形式ですが、伝統的に学期に数回は正装しての着席ディナーがあり、テーブル毎に教員と生徒が会話を楽しみます。また服装規定も比較的フォーマルで、授業中は男子はブレザーとネクタイ、女子もそれに準じた端正な服装が求められます。週2回の全校礼拝(全宗教対象のチャペル)も伝統行事として続いており、古き良き寄宿学校の文化を色濃く残しています。一方で施設面は近代的で、最新の学生寮やスポーツ複合施設が次々に整備され、快適な暮らしが送れるよう配慮されています。

  • 部活動や課外活動: 課外活動の幅広さもローレンスビルの魅力です。50以上のクラブが公式に登録されており、ディベート、Model UN、投資クラブ、サイエンスオリンピア、囲碁クラブなど学術系から、演劇、A cappella、コミュニティサービス団体まで生徒の興味に応じた活動が揃います。スポーツでは伝統的に強豪のサッカーやバスケットボールのほか、近年建設されたTsai Field Houseにはオリンピック規格のプールや室内トラックが備わり、水球や陸上、スカッシュといった競技にも力を入れています。総じて25以上の競技スポーツチームがあり、NEPSACのリーグ戦で優勝するチームも多数です。また社会正義教育にも注力しており、キャンパス内にHutchins Institute for Social Justiceという機関を設けて多様性・公平性に関する講演会や研究プロジェクトを運営しています。これら課外活動を通じて、生徒は学業以外のリーダーシップやチームワーク、社会への関心を高めることができます。

  • 卒業生の進路: 毎年約200名の卒業生を輩出し、その進学実績は非常に華々しいものがあります。特に地元のプリンストン大学への進学者数は群を抜いており、2019〜2023年の5年間で39名のローレンスビル卒業生がプリンストン大学に入学しています。これは1学年あたり平均で8名程度に上り、全米トップクラスです。同様にペンシルベニア大学やコロンビア大学、コーネル大学など他のアイビーリーグ各校にも毎年多数の合格者を出しています。西海岸のスタンフォード大学にも近年5年間で11名が進学しています。またリベラルアーツの雄であるWilliams CollegeやAmherst Collegeへの進学も伝統的に多いです。学校全体で見れば上位50大学への合格率は非常に高く、卒業生のほぼ全員が第一志望またはそれに近い大学に進学していきます。こうした実績を背景に、「大学合格力」で全米トップレベルの高校として各種ランキングで名を連ねています。卒業生には米国元大統領の子弟や各国大使、実業界のリーダーなども多く、強固なOB・OGネットワークによるインターン紹介などキャリア支援も盛んです。

7. The Taft School(タフト)

  • 所在地: コネチカット州ウォーターダウンに位置し、ニューヨーク市から北東へ約2時間の静かな郊外です。キャンパスは丘の上に広がり、小さな町のコミュニティと密接に結びついています。

  • 教育の特徴: 1890年創立。創立者ホレース・タフトの精神を今に伝える校訓は"Not to be served but to serve" (仕えられるではなく仕えるために)であり、奉仕の精神とリーダーシップ育成が教育の柱です。タフト校は学生に対し「他者や社会のために働け」と説き、その実践としてコミュニティサービス(地域奉仕)を重視しています。全校生徒が参加するボランティア・プログラムがカリキュラムの一環となっており、例えば平日の午後、運動部活動の代わりに地域の福祉施設や学校で奉仕活動を行う日が定期的に設けられています。学問面では包括的なカレッジプレップ教育を提供しつつ、一人ひとりの長所を伸ばすきめ細かな指導が持ち味です。94%以上の教員が修士号・博士号を持つ高い指導レベルで、13名程度の少人数クラス編成により対話型・協働型の学習を展開しています。また芸術教育にも力を入れ、専用のモダンなアートセンターで美術・音楽・演劇の充実したプログラムを提供しています。全人的な教育観に基づき、知性だけでなく人格や価値観の涵養を重視する、温かみのある学校文化です。

  • 入学条件: 合格率は約19%前後とされ、例年応募者は1000名を超え、その中からわずか200名ほどが合格します。求める学生像は「優れた学業能力と誠実さ、そして他者に尽くす心」を持つ人物です。そのため選考では成績やテストスコアのみならず、ボランティア経験やリーダー経験など課外面も重視されます。SSATスコアの平均はおおよそ上位10〜20%に相当し、面接では英語力やコミュニケーション能力が問われます。特にタフトの理念に共感し、入学後に積極的に学校コミュニティに関わる意欲が伝わることが重要です。留学生にはTOEFLや面接で高度な英語運用力が求められますが、日本人学生の受け入れ実績もあります。

  • 学費や奨学金: 年間授業料は寮生で約75,250ドル、通学生で55,500ドルです(2025年度目安)。この他に教材費や渡航費等が発生しますが、タフトは手厚い奨学金制度を持ち、現在約35%の生徒が何らかの財政援助を受けています。奨学金総額は年間1,100万ドルにも及び、特に中所得層への支援に力を入れています。またスポーツ・芸術の突出した才能を持つ生徒には特別奨学金が与えられる場合もあります。全般にNeed-Based(ニーズに応じた)奨学金が中心で、合格後に家庭の所得に応じて支給額が決定されます。なおタフト校は寄付金も潤沢で、2023年時点の基金総額は約2億6千万ドルに上ります。

  • 寄宿舎の環境: 全校約600名の生徒の約3/4が寮生として7つの寮で生活しています。各寮には寮監教師がおり、家族的な雰囲気で生徒の生活を見守ります。平日は毎日夕食時に着席形式のファミリーディナーがあり、生徒と教職員が円卓で食卓を囲みます。この伝統は創立以来続くもので、生徒に礼儀と連帯感を育む機会となっています。また「Family-style」な校風から、教員が自宅に生徒を招いて週末を過ごすなどの交流も日常的です。夜間消灯時間や携帯電話の使用ルールなど規律もしっかりしていますが、一方で自由時間にはキャンパス町外への外出も認められ、メリハリのある生活指導が行われます。寮ごとのイベント(ピザパーティーやスポーツ観戦会)も盛んで、学年・国籍を超えた友情が育まれています。卒業生は「タフトの寮で得た友情は一生もの」と語る人も多く、寮生活を通じて協調性と自主性が磨かれます。

  • 部活動や課外活動: タフト校は課外活動にも熱心で、「全員何らかの活動に参加する」ことを奨励しています。スポーツは全校的に強く、アイスホッケーやサッカー、フィールドホッケー、水泳などで州チャンピオンになるチームを有します。施設も新しく、人工芝フィールドやフィットネスセンター、屋内プールなどが完備されています。運動部加入率は高く、多くの生徒が季節ごとに別のスポーツに挑戦します。コミュニティサービス活動も特徴的で、生徒会の下にコミュニティサービス委員会が組織され、地域の児童施設での学習支援や高齢者ホームの訪問、環境クリーンアップなど年間を通じて数多くのプロジェクトが運営されています。この他、ディベート部、演劇部、ジャーナリズム(新聞『Taft Papyrus』を発行)、国際クラブなど文化系クラブも充実しています。芸術では毎年スプリングミュージカルなど大規模な舞台公演が行われ、観客として地域住民も招かれるなどオープンスクール的なイベントも多いです。総じてタフト校の課外活動は、生徒にリーダーシップやチームワーク、社会貢献の精神を実地で学ばせる場となっています。

  • 卒業生の進路: タフトの卒業生もほぼ全員が大学へ進学します。進学指導部によると、直近数年ではアイビーリーグのブラウン大学やコーネル大学、ダートマス大学などに毎年複数名が合格しています。またデューク大学、ジョンズホプキンス大学、シカゴ大学、NYUなどトップ20前後の大学にも多数の進学者があります。特にニューヨーク州やボストン圏の名門私大(コルゲート大学、トリニティ大学、タフツ大学など)は人気が高い傾向です。生徒数規模から見てAndoverやExeterほどの絶対数ではありませんが、それでもアイビー合格者を毎年安定して輩出しています。近年の卒業生にはプロスポーツ選手や俳優、起業家などもおり、タフト在学中に培った「奉仕とリーダーシップ」の精神を社会で体現するOB・OGが多いことも特徴です。タフト校自身も「大学合格がゴールではなく、その先社会で活躍する人材を育てること」を謳っており、大学進学後も続く人生の成功に焦点を当てた教育を行っています。

8. The Hill School(ヒル)

  • 所在地: ペンシルベニア州ポッツタウンに位置し、フィラデルフィアから西北西へ約1時間の郊外都市です。産業革命期に栄えた町にあり、近郊の大都市(ニューヨークやワシントンD.C.)へのアクセスも比較的良好です。

  • 教育の特徴: 1851年創立の伝統校で、その名の通り丘の上に建つキャンパスから「The Family Boarding School(家族的寄宿学校)」とも称されています。ヒル校の教育哲学は全人格的形成共同体意識にあります。創立当初より「知識の習得のみならず高潔な人格を養うこと」を重視し、現在でも正直・礼節・感謝といった価値観を校風に深く根付かせています。具体的には、毎日の家族的な着席式食事、週2回の宗教に基づかない全校礼拝(ノンデノミナショナル・チャペル)、そしてフォーマルな制服(ブレザー着用)といった伝統が受け継がれており、生徒は規律ある環境で互いを家族のように思いやりながら生活します。学問面では厳格なリベラルアーツ・カリキュラムに加え、21世紀型教育にも力を入れています。特にSTEMでは4年間の体系的エンジニアリング・プログラムや加速履修の数学・科学コースを提供し、人文学では歴史あるクラシック語(ラテン語・ギリシャ語)教育やディスカッション重視の英語クラスが充実しています。またヒルはバランスの取れた日課を重んじ、午後はスポーツか課外活動に必ず参加することになっています。このようにアカデミックな卓越性と人格教育、課外での経験を調和させ、「健全にして有為な紳士淑女」を育む方針です。

  • 入学条件: 合格率は約25%前後で、テンスクールの中ではやや高めですが依然選抜的です。募集人員(1学年約130名)に対する志願者は500名以上おり、学力試験(SSAT/ISEE)、推薦状、エッセイ、面接といった要素を総合的に判断します。他校同様、1月15日出願締切で3月に合否発表となります。ヒル校は人物本位の選考を謳っており、エッセイや面接での人柄・コミュニケーション力が重視されます。コミュニティへの適応力や他者への配慮など、「家族の一員」としてふさわしい資質を見られるとも言われます。学力的にはSSATスコア中~上位、TOEFLも留学生には100点程度が目安です。経済的支援について、現在生徒の約33%が奨学金を受給しており、家庭環境に関わらず優秀な生徒を迎え入れる姿勢があります。

  • 学費や奨学金: 2025-26年度の授業料は寮生で約78,300ドル、通学生で53,380ドルです。ヒル校もNeed-Basedの財政援助を提供しており、生徒の1/3以上が平均約58,900ドルの奨学金を受け取っています。実質的に中所得層以下の家庭ではかなり負担が軽減される設計です。寄付基金規模は約2億ドルと他の上位校より小さいものの、「大家族のようなOB・OG」の支援によって奨学金財源は安定しています。特筆すべきはHillegass Scholars Programという特待生制度で、入学時に卓越した成績の生徒を選抜し学費全額支給する制度もあります。また在校中の成績優秀者に対しても学内奨学金が授与されるなど、努力と成果を奨励する文化が根付いています。

  • 寄宿舎の環境: ヒル校の寄宿舎生活は「大家族の一員になること」と表現されます。全校約540名の生徒のうち約80%が寮生で、キャンパス内に立つ10棟ほどの寮で生活します。ヒル校の伝統として、平日週5回の正式な着席式食事(Seated Meal)があり、生徒と教員が指定の席で夕食を共にします。これは学年や出身を超えて交流しマナーを学ぶ貴重な機会です。また毎週水曜には全校での礼拝(チャペル)が行われ、学生によるスピーチや合唱が披露されます。服装規定も厳格で、授業や公式行事では男子はネクタイ・ブレザー着用、女子も相応の正装を求められるため、生徒達は自然とエレガントな身だしなみを心掛けるようになります。寮生活では毎晩の自習時間やファミリーナイト(寮ごとに夕食を楽しむ夜)などが設けられ、規律と温かさが両立した雰囲気です。さらにヒル校は「全寮制教育こそ人を育てる」という創立理念から、5日制の寄宿ではなく7日間すべてを学校で過ごす完全寄宿を維持している数少ない学校です。これにより生徒と教職員の結束が非常に強く、卒業時にはまるで家族のような深いつながりが生まれると言われます。

  • 部活動や課外活動: 生徒数はやや少なめですが、課外活動は質量ともに充実しています。スポーツでは32種目ものインターシュラスティック(対校戦)スポーツプログラムがあり、全員が年間を通じ何らかの運動に参加します。アイスホッケーやアメリカンフットボール、サッカーなど伝統強豪の部活から、近年は女子レスリングや水球など新しい種目も人気です。音楽活動も盛んで、オーケストラやジャズバンド、9つの声楽アンサンブルがあり、毎年冬に行われる『くるみ割り人形』バレエ公演は地元でも話題になります。演劇部は年間3回の公演を行い、舞台技術スタッフも生徒が務めます。クラブ活動では、学生自治による小規模な「アドバイザーグループ」が特徴です。各生徒は6~8人程度のグループに属し、週に一度アドバイザー教員宅に集まってディスカッションや課題相談を行います。これがクラブ活動的な側面も持ち、異年次の親密な交流の場となっています。他のクラブとしては、文芸誌刊行、国際関係研究、囲碁・チェス、ボランティア団体など多数あります。総じてヒル校では課外活動を通じてバランスの取れた人間性(自主性・協調性・リーダーシップ)を養おうとする意図が明確です。

  • 卒業生の進路: ヒル校の卒業生はほぼ100%が大学に進学し、その進学先は東海岸の名門大学から南部・西海岸の大学まで多岐にわたります。過去5年間で見ると、複数の卒業生がブラウン大学、コーネル大学、ダートマス大学、デューク大学、エモリー大学、ジョージタウン大学、MIT、ノースウェスタン大学、シカゴ大学、ペンシルベニア大学、ヴァンダービルト大学、イェール大学といった全米トップクラスの大学に進学しています。特にアイビーリーグでは毎年各校に2~5名程度の入学者を送り出しており、在校生数規模を考えると非常に高い割合です。またリベラルアーツ系ではスワースモア大学やウェズリアン大学などへの進学も実績豊富です。ヒル校は卒業率(高校卒業まで在籍)100%・大学進学率100%を誇り、カレッジカウンセリングも個別に丁寧なことで知られます。大学進学後も卒業生同士のネットワークは強く、OB・OGはヒル校を「Home(我が家)」と呼んで帰省します。著名卒業生にはオリンピック金メダリストのジョシュア・ウェイツキン(チェス棋士としても有名)や日本でプロ野球コーチを務めたボブ・ホーナー氏などスポーツ界も目立ちますが、政財界・学術界でも活躍人材多数です。大学合格実績で見ればAndoverやExeterに次ぐレベルと言われ、卒業生の大学での活躍も高く評価されています。

9. St. Paul's School(セント・ポールズ)

  • 所在地: ニューハンプシャー州コンコードに広大なキャンパスを構える完全寄宿制学校です。首都ボストンから北へ約1時間半の森林湖沼地帯にあり、2,000エーカー(約8平方キロメートル)もの広さを誇ります。

  • 教育の特徴: 1856年、米国聖公会系の男子校として創立されましたが、1971年に共学化し現在は宗教的寛容のもと多様性と全人教育を掲げる名門校です。校訓はラテン語で「Ea discamus in terris quorum scientia perseveret in coelis(地上で学べ、天上に持続する知識を)」という聖公会精神に根ざしたものです。セント・ポールズは全米でも珍しい全寮制限定の学校で、全生徒が7日間キャンパスで生活します。教育面ではリベラルアーツ重視に加え、近年は環境科学や国際関係の分野で先進的プログラムを展開しています。特にAdvanced Studies Programとして独自の上級課程を準備し、大学レベルのリサーチやインターンを体験できるようにしています。また少人数教育が徹底され、生徒:教師比は5:1と非常に低く、平均クラスサイズも10名程度です。授業は討論とプロジェクトベース学習が中心で、Harkness式の卓を導入したクラスもあります。宗教系学校の伝統から精神面の教育も重視されており、毎朝のショートチャペル(聖公会の礼拝堂での集い)やスピリチュアルライフプログラムを通じて自己省察や価値観の醸成を図っています(特定宗派への強制ではなく人格教育の一環)。総じて「才気ある若者たちに知性と品性を与える」ことを使命としています。

  • 入学条件: 合格率は約13~16%とされ、極めて狭き門です。全寮制限定の環境を好む意欲的な生徒が集まるため、書類選考・面接とも厳格です。SSAT平均スコアは90パーセンタイル以上、GPA(中学成績)もほぼオールAが望ましいと言われます。出願者の多様性確保にも努めており、毎年約40か国から応募があります。経済的多様性も重視し、2024年現在で生徒の38%が財政援助を受けているとのデータがあります。特に米国出身で年収15万ドル以下の世帯については原則授業料全額支給の方針を掲げており、ニード・ブラインドに近い形で優秀な生徒を確保しています。合格者のプロフィールを見ると、学業のみならず芸術・音楽・スポーツで州レベルの活躍をした生徒や、生徒会長経験者などリーダーシップを発揮した生徒が多く選ばれています。

  • 学費や奨学金: 年間授業料(寮費・食費込)は2024-25年度で68,353ドルと公表されています。これは同校が全寮制のみであるため通学生向けの別料金はありません。もっとも実際には上記の通り多くの奨学金受給者がいるため、約4割の生徒は授業料の一部または全額の免除を受けています。セント・ポールズの寄付金残高は約7億6千万ドル(2024年)と一人当たりではトップクラスで、この潤沢な基金が奨学制度を支えています。米国籍の低・中所得家庭には特に手厚く、年収15万ドル以下なら基本的に自己負担なしという画期的な方針を打ち出しています。留学生にもNeed-Based奨学金が用意され、選抜された場合は学費の心配なく通える仕組みです。

  • 寄宿舎の環境: 全校生徒540名全員がキャンパスに24時間生活するため、寄宿舎生活はセント・ポールズ体験の核心です。キャンパス内には男子寮9棟・女子寮9棟・全ジェンダー対応寮1棟の計19棟の寮があり、生徒は4年間を通じていくつかの寮を経験します。各寮に教師夫婦(ハウスマスター)が常駐し、夕食後の「家時間」と呼ばれる寮ごとの団らんや、週末の寮イベントなどを通して家庭的な環境を提供しています。朝は全校でチャペルに集まり祈りとスピーチを聞くことから始まり、その後寮に戻って登校準備をするなど、一日の流れに生活と学習が一体化しています。広大な自然に囲まれた環境もあって、アウトドア活動(ハイキング、スキー、ボートなど)は生活の一部です。寮対抗のスポーツやイベントも多く企画され、兄弟姉妹のような仲間意識が芽生えます。校風として自主性と自己責任が尊重され、上級生になると外出許可や学習スケジュール管理の自由度が増します。ガラス吹き工房や乗馬厩舎がキャンパス内にあるなど施設もユニークで、放課後にそれらを楽しむ生徒もいます。こうした365日24時間体制の寄宿コミュニティで過ごすことで、生徒は強い自己規律とコミュニティスピリットを身につけていきます。

  • 部活動や課外活動: セント・ポールズはその広大なキャンパスを活かし、50以上の課外活動を展開しています。スポーツでは51の交際チームがあり、アイスホッケーやサッカー、ボート、ラクロスなどの競技で長い伝統と数多くのタイトルを誇ります。特にアイスホッケー発祥の地の一つとして有名で、屋内リンクは学生・コミュニティに人気のスポットです。芸術活動も盛んで、ニューハンプシャー州唯一の高校ガラス工房を擁しガラス吹きや彫刻に取り組めたり、全校規模の合唱団やオーケストラ、ジャズバンドが活動しています。さらに課外プログラムとして野外教育「エコプログラム」があり、希望者は広大な校有林でのキャンプや農業体験を単位として履修可能です。学術系クラブではディベート、数学チーム、ロボット工学、国際関係クラブなどが人気です。またスプリングフィールドと呼ばれる独自の春季短期留学制度があり、生徒は国内外の大学や研究所で数週間の研修プログラムに参加できます。宗教系の伝統校らしく奉仕活動も盛んで、近隣地域でのボランティアや、全国規模の慈善プロジェクトに参加する機会が提供されます。これら豊富な課外活動により、生徒は学業以外の才能も開花させ、心身ともにバランスの取れた成長を遂げます。

  • 卒業生の進路: セント・ポールズの卒業生実績もトップレベルです。毎年の卒業生約130~140名の進学先を見ると、アイビーリーグを中心に名門大学がずらりと並びます。例年、ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、コロンビア大学などにはそれぞれ数名ずつ進学者が出ています。特に最近5年間(2019〜2023年)でみると、ハーバード大学に11名(推計2%)、イェール大学に10名以上、ブラウン大学にも多数の合格者がありました。またスタンフォード大学やMITにも毎年のように合格者がいます。大学合格率は100%で、うち約30~40%がアイビーリーグ+Stanford/MIT/Chicago等の超難関校に進むとも言われます。進学先の一例を挙げれば、最近の卒業生はハーバード大学やデューク大学、ペンシルベニア大学、ジョージタウン大学、ダートマス大学、トリニティ大学、ミドルベリー大学などに多数進学しています。こうした進学実績を背景に、セント・ポールズは「アイビーリーグ養成校」の一角として広く認知されています。ただし学校側は「あくまで生徒に最適な進学先を見つけることが大事」であると強調しており、カレッジカウンセリングでは個々の適性と希望に沿った進路指導が行われます。卒業生にはFacebook元役員のチャミア・モサーナや俳優のジョン・フォーサイスなど多彩な人材がいますが、同窓ネットワークはやや閉鎖的とも評され「セント・ポールズ同窓会」は結束が強いことで知られます。

10. The Loomis Chaffee School(ルーミス・チャフィー)

  • 所在地: コネチカット州ウィンザーにあり、1874年にルーミス一族の寄付によって設立された学校です。ハートフォード近郊の300エーカーに及ぶキャンパスは、かつて農場だった土地を囲むように整備され、緑あふれる環境です。

  • 教育の特徴: 1874年創立。もともと「ルーミス研究所」と呼ばれ、授業料無料の慈善学校としてスタートした歴史を持ちます。宗教的な縛りがなく(当時のニューイングランドでは珍しかった非宗教系スクール)、現在も無宗派の独立学校として運営されています。教育面では「人類全体のための教育」を理念に掲げ、知的探究・創造性・勤勉さ・コミュニティ奉仕を重んじています。学問分野はリベラルアーツ全般に加え、イノベーション教育に力を入れている点が特徴です。例えばInnovation Trimester (I-Tri)という選抜課程では、12年生の一部が1学期を使ってチームで地域社会の問題解決プロジェクトに取り組みます。またガイド付き独立研究(GRP)として、人文・環境科学・分子生物学の各分野で生徒が教員メンターの下オリジナル研究を行うプログラムもあります。他にも全米トップレベルの書写プログラムやフィルムメイキングコースなど、実践的かつ先進的なカリキュラムが充実しています。全体のカリキュラムは4年制でバランス良く構成されており、コア科目の要件と豊富な選択科目との両立を図っています。モットーは特にありませんが、生徒に期待する姿勢として「頭と心を開き、多様性を受け入れ、自らの才能を社会に役立てよ」という教育観が全体に流れています。

  • 入学条件: 合格率はおよそ18%程度と推定されます。募集人数に対して多くの志願者が集まるため、厳選された学生のみが入学を許可されます。求められるのは学業優秀であることに加え、好奇心旺盛でコミュニティに貢献する意欲です。SSAT上位成績や各種コンテスト受賞歴などは有利ですが、それ以上に推薦状やインタビューでの人柄評価を重視する傾向があります。ルーミス・チャフィーは当初から共学主義を貫いてきた経緯もあり、男女の比率・人種構成・地理的出身のバランスに配慮した選考を行っています。奨学金については生徒の約35%に給付されており、近年は年収6万ドル以下の米国家庭には自己負担ゼロを目指すとの声明も出しています(具体的な制度設計は学校と個別相談)。総じて多様な才能を持つ生徒を幅広く集めるポリシーで、各学年約180人前後の定員に対し世界中から応募があります。

  • 学費や奨学金: 2025年度の年間授業料は寮生で68,420ドル、通学生で52,100ドルです。米国の寄宿校の中では平均的な水準ですが、実際には多くの生徒が奨学金を受けています。2023年時点で寄付基金は2億1千万ドル以上あり、これを財源にNeed-Based奨学金を充実させています。授業料全額給付の奨学生(フルライド奨学生)も複数名存在し、特に優秀な出願者には入学時にHead of School Scholarshipなど特別奨学金が授与されます。また成績優秀者向けのChaffee Awardといった学内奨励金も設けられ、努力と成果が金銭的にも報われる環境です。なお創立当初の理念を反映して、一部の生徒には学内でのワークスタディ(働きながらの奨学金)制度も継続されています。

  • 寄宿舎の環境: 全校生徒約730名のうちおよそ70%が寮生です。寮はキャンパスを囲むように配置され、古風な赤レンガ寮から近代的な新築寮まで様々なスタイルがあります。各寮には寮監教員がおり、学年混合で約30~50名程度の生徒が生活します。"The Island"と呼ばれるキャンパス(川に囲まれ島状になっている地形)全体が生徒の生活空間で、週末には映画上映会やダンスパーティーなど全校参加のイベントも頻繁に開催されます。食事はダイニングホールで3食提供され、朝夕は着席形式で教員も同席する日があります。礼儀作法自己管理が寮生活で徹底的に鍛えられ、洗濯や清掃といった生活スキルも生徒自らが行います。学校医療施設も充実しており、キャンパス内の保健センターに常勤看護師と校医がいて、生徒の健康管理を行います。ルーミスは無宗派ですが、毎週水曜には全校集会が講堂で開かれ、人文学や倫理に関するスピーカー講演を聞く機会となっています。校内には上級生で構成される規律委員会があり、寮内での問題はまず生徒主体で解決にあたる伝統もあります。こうした自治と支援が調和した寄宿舎文化が根付き、生徒の自主性と協調性が育まれています。

  • 部活動や課外活動: ルーミス・チャフィーはその規模を活かし、50以上のクラブと多数のスポーツチームが活動しています。運動部では野球・バスケ・サッカー・ラクロスなど主要競技のほか、水球やフィールドホッケーなども強豪です。コネチカットの私学リーグ「Founders League」に属し、エクセターやアンドーバーを含む他州の強豪校とも公式戦を行います。課外クラブは学術系ではディベート、模擬国連、サイエンスボウル、数学チームなど全国大会常連のクラブが多く、文化系では演劇、ジャーナリズム(新聞『Loomis Log』は週刊発行)、モデルUNや政治クラブなどが人気です。ユニークなものでは漁業クラブ(Fly-Fishing Club)やチョコレート鑑賞クラブなど趣味的な集まりもあります。芸術では秋のミュージカル・冬の演劇・春の戯曲祭と年3回の舞台公演があり、ファインアートではAPアートに加えポートフォリオ制作の機会も豊富です。グローバル教育にも熱心で、世界各国の学校と提携した交換留学プログラムや、夏期の海外サービス学習(例えば南米でのボランティア)なども用意されています。総じて生徒の関心に応じてリーダーシップを発揮する機会が多く、生徒が自ら新しいクラブを立ち上げることも奨励されています。

  • 卒業生の進路: ルーミス・チャフィーの卒業生も毎年、全米有数の大学に進学しています。過去5年間で見ると、ハーバード大学、イェール大学、プリンストン大学、スタンフォード大学、MITなどの超難関校にそれぞれ複数名の合格者を出しています。具体的には、最近5年間でハーバード大学には4名以上、イェール大学にも4名以上の卒業生が matriculate(入学)しており、プリンストン大学、コロンビア大学、ブラウン大学、ダートマス大学などにも毎年進学者がいます。またスタンフォード大学やシカゴ大学、デューク大学、ヴァンダービルト大学、ウェズリアン大学、Williams College等への進学も目立ちます。一学年約180名程度の卒業生に対し、常に上位校へ多数が進む状況で、内部資料によれば上位20大学への合格率は50%を超えるとも言われます(非公式)。もっとも、指導方針としては個々の適性や希望に応じた多様な進学を尊重しており、芸術系大学や海外大学(英国のオックスブリッジやカナダの名門校)に進む生徒もいます。著名な卒業生には政財界からハリウッド俳優まで幅広く、最近ではオバマ政権下の国務次官リチャード・スタンゲル氏や、プロバスケット選手シュルーダー氏などがいます。全般に進学実績はテンスクール平均並みかそれ以上であり、特にMITやカーネギーメロン大学など理工系名門への進学が強い傾向です。

まとめ

以上、テンスクール10校それぞれの所在地・教育の特徴・入試難易度・学費/奨学金・寮生活・課外活動・卒業生進路の概要です。
いずれの学校も長い歴史と伝統に裏打ちされた質の高い全人教育を行っており、卒業生は名だたる大学に進学して各界で活躍しています。それぞれ校風や注力分野に違いがありますが、共通して言えるのは少人数制による丁寧な指導、学問と人格の両面における成長、人脈にも及ぶ一生の財産となる教育を提供している点です。テンスクールへの入学は狭き門ですが、そこで得られる経験は非常に貴重であり、世界中から優秀な学生が目指す理由もそこにあります。

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